小学校の卒業式での祝辞～PTA会長編～

小学校のPTA会長をしていると、一大イベントとなる卒業式・入学式の挨拶。
いつも以上に大勢の人の前でする挨拶では、緊張もいつも以上。
事前の入念な準備が欠かせません。

そこで、PTA会長をされているお母様、お父様のために、
小学校の卒業式での上手な祝辞の例文と、挨拶のコツを紹介します。

小学校の卒業式の祝辞～PTA会長の挨拶の例文～

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
さきほど、皆さんは校長先生から一人々々、卒業証書を受け取りましたね。
その卒業証書は、ただの紙切れではありません。

皆さんには、この6年間に色々なことがあったと思います。
勉強だけではなく、運動会にバザー、遠足に林間学校。
お友達と遊んだり、ケンカしたり。
泣いたり、笑ったり、そして時には悩んだりしながら皆さんは成長していきました。
今、皆さんが手にしている卒業証書は、皆さんが一生懸命、6年間頑張って小学校生活を送ってきたということの証です。

皆さんは４月からいよいよ中学生です。
今まで以上に楽しいこともたくさんあるでしょう。
けれど、今までよりも辛い思いをするかもしれません。
そんな時は、今日受け取った卒業証書を開いてみてください。
きっと皆さんを勇気づけてくれるはずです。
この6年間で培ったことを糧に、これからも力強く歩いて行ってください。

最後になりましたが、校長先生をはじめとする先生方、そして6年間にわたりPTA活動を支えてくださった父兄の皆様に心より感謝の言葉を述べ、お礼、お祝いの言葉とさせていただきます。

卒業生ならびに保護者のみなさま。
本日はご卒業おめでとうございます。

卒業生の皆さん
皆さんは6年前の春、この青葉小学校の門をくぐりました。
まだ小さな体で、背負っていたランドセルはとても大きく、まるでランドセルが歩いているみたいでした。
あれから6年、身体だけではなく心も大きく成長して、皆さんは今日巣立ちの日を迎えました。

この6年間は色んなことがあったでしょう。
休み時間にお友達と大はしゃぎしたこともあれば、委員会活動でお仕事に真面目に取り組んだ瞬間もあったと思います。
そうした、一瞬々々を精一杯やりぬいていった頑張りが、今の皆さんを形作っています。

4月からはいよいよ中学生ですね。
勉強もクラブ活動も今まで以上に忙しくなるでしょう。
人によっては学区が分かれてしまい、仲の良かったお友達と離れ離れになってしまうかもしれません。
けれど別れは新しい出会いの始まりでもあります。
心細くなった時は、この6年間、一緒に過ごしたお友達や先生方の笑顔を思い出してください。
きっと勇気が湧いてくると思います。

最後になりましたが、校長先生、並びに職員の皆様、6年間ご指導いただきありがとうございました。これからも、子供たちを温かく見守っていただけますようお願いをして、お祝いの言葉とさせていただきます。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
保護者の皆様にも心よりお祝い申し上げます。

6年前に期待と不安を胸に青葉小学校に入学してきた卒業生の皆さん。
小学校生活でいい思い出は作れましたか？
体育の授業で一生懸命ボールを追いかけたり、図工の授業で友達の作品をからかったり、時には休み時間にケンカしてしまったこともあったでしょう。
そうした日常の小さな出来事の一つ一つの積み重ね、そして結晶が今の皆さんです。
身体も心も、この6年間でとても立派に成長しましたね。

こうした6年間の成長には、先生方の手助けがありました。
先生方だけではありません。
毎日、美味しい給食を作ってくださった給食室の栄養士さんたち。
真夏の炎天下でも、凍えるような真冬の寒空の下でも、登下校の防犯パトロールに協力して下さった地域のボランティアの方々。
そして何より、お家で皆さんを指導して下さった保護者の方々。
沢山の人たちが、陰から皆さんの成長を支えてくださいました。

校長先生をはじめ諸先生方、そしてPTA活動にご協力くださいました保護者の皆様。
6年間の長きにわたり、本当にお疲れさまでした。
改めてお礼の言葉を述べさせていただきます。

卒業生の皆さん、春からはいよいよ中学生活が始まります。
皆さんの未来が輝きに満ちていることをお祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます。