子供が生まれると、親戚から必ずもらうのがお祝い。
ベビー毛布や布団、おもちゃから、ときには現金まで・・・
ありがたい反面で憂鬱なのがお礼状を書くことです。
そんな新米ママ、パパのために、親戚向けの堅苦しくないお礼状の例文と、お礼状を出す際の注意点を紹介します。
親戚向け~出産祝いのお礼状例文~
妻から妻の親戚へ
叔父様、叔母様にはお変わりございませんか?
私たち夫婦は初めての育児に、てんやわんやの毎日です。
先日はバスローブとバスタオルのお祝い、ありがとうございました。
主人もとても喜んでおり、くれぐれもよろしくと申しております。
早速お風呂上りに使ってみましたが、健太もとても気に入ってくれた様子です。
バスローブにくるまれた寝顔を見ていると、私も母親になったんだなぁとしみじみと実感します。
まだまだ頼りない私たちですが、これでも一児の父と母。
精一杯頑張ってまいりますので、今後は私たち親子3人を暖かく見守っていただければと思います。
暖かくなって参りましたが、季節の変わり目は体調も崩しやすいもの。
叔父さま,叔母さまもくれぐれもご自愛ください。
夫から親戚へ~お祝いに現金を貰ったお礼~
先日は涼子のお見舞いにも足を運んでいただき、ありがとうございました。
また、ご丁寧にお祝いも頂戴しありがとうございました。
いただいたお祝いで、ベビーベッドを買わせていただきました。
すやすやと眠る我が子をみていると、親になったという実感がわいて身の引き締まる思いです。
仕事にも子育てにも、これまで以上に精進したいと思っておりますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
母親から親戚へ~
○○様もお元気でお過ごしとのこと、大変うれしく思います。
さて、この度は娘涼子の出産にあたり、授乳クッションをいただきありがとうございました。
無事、男の子を出産し「健太」と名付けました。ソファーに座って、愛おしそうに孫を見つめる娘の顔を見ていると「この子も母親になったんだなぁ」と感慨もひとしお、胸にこみあげてくるものがありました。
本来ならば涼子がお礼を差し上げなければいけないところ、新米の母はまだまだ落ち着かない様子。取り急ぎ、私が代わって筆を執らせていただきました。
本人も、くれぐれもよろしくとのこと。落ち着いたら、親子そろってお礼に伺いたいと申しております。
時節柄、○○様におかれましても、くれぐれもご自愛ください。
また、奥様にもよろしくお伝えください。
「堅苦しくない挨拶」を書くための3つのコツ
お祝いを貰ったらお礼はすぐに書く!!
お祝いをいただいた時のお礼状は、受け取り通知も兼ねています。
お祝いを贈った側としては「ちゃんと届いたかな?」と気を揉んでいるもの。
受け取ったら速やかにお礼の手紙を書くようにしましょう(気心の知れた親戚でしたらメールでも構いません)。
また、すぐにお礼を書いた方が受け取った側としても気楽なもの。
「お祝い受け取ったのに、まだ返事を書いてないよぉ(・_・;)
書かなきゃいけないのは分かってるんだけど”(-“”-)”」
といった時間を無くせるからです。
受け取ったらすぐにお礼を書く癖をつけてしまいましょう。
悩んだら赤ちゃんの写真付を付けるのもGood(*^^)v
どうしても上手なお礼が思い浮かばない場合は、写真で代用するのも上手いやり方です。
出産祝いの場合、いただくのはベビーウェアやおくるみ、おもちゃなど、赤ちゃんが使うものがほとんど。
実際に赤ちゃんが気に入ってくれている姿を目にすれば、プレゼントした側も贈り甲斐があったというものです。
スマホなら写真を撮ってメールですぐに送れますから、慣れない子育てでバタバタしている方には特にオススメです。
実は書きにくい「堅苦しくない挨拶」(*_*;
ここにきて前提否定をしてしまうようで恐縮なのですが(^-^;・・・
お礼状って、実は堅苦しい文面の方が書き易いものです。
一体なぜでしょう?
一般に堅苦しいお礼状の書き出しといえば
「拝啓 やわらかな日差しが春を告げるこの季節。皆様におかれましてはますますご健勝の由、大慶に存じます」
こんな感じですね。
読んでいるだけで肩が凝ってくるような挨拶ですが、分解してみると頭語、時候の挨拶、安否の挨拶(そしてこの後に起語、本文と続くのですが)と、堅苦しい挨拶には決まりきった形があります。
逆にいえば、決まりきったお作法に沿って書けば、誰が書いてもそれなりのものが出来上がる。
それが「堅苦しい挨拶」の便利なところでもあるのです。
堅苦しくない挨拶を書こうと思ったんだけど、なんだか上手い文章が思いつかない(-“-)
そんなときは思い切って一度「堅苦しい挨拶」を書いてみましょう。
そこから崩していけば、柔らかい挨拶にもできますよ。
「堅苦しくない」出産祝いのお礼状~まとめ~
最後にもう一度、親戚から出産祝いを頂いた際のお礼状の書き方をおさらいしておきましょう。
ポイントは3つです。
- お祝いを受け取ったらお礼状はすぐに書く!!寝かせても自分がしんどいだけ。
- お礼状に悩んだら赤ちゃんの写真を。お祝いをくれた親戚にも喜びがストレートに伝わります。
- 実は書きにくい「堅苦しくない挨拶」。思い悩んだら「堅苦しい挨拶」を書いてみるのもいいでしょう。
出産祝いに対するお礼状は、親子3人になってから初めて社会と接点を持つ機会。
「あの両親、若いけどきっちりしてるよね」
今後の親戚づきあいでも、そう思ってもらえるように、上手なお礼状をササっと出せるといいですね。
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