お盆の準備はいつから?~主催者側の準備とマナー~

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 お中元や暑中見舞いを出し終え、夏バテ気味な体に追い打ちをかけるようにやってくるのがお盆。
 ちょっと罰当りな言い方ですが、慣れない準備や親戚づきあいをしたりと、主婦にとっては疲れるイベントでもあります(・・;)

 そんなお盆
 いざとなると準備となると、なにから手を付けていいのか混乱しがちです。

 そこで、この記事では世間でも一般的な、仏式でのお盆を中心に、
お盆に向けての準備や、主催者側が気を付けたいポイントをまとめました。

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お盆の準備は1か月半前から

 お盆で親族や、亡くなった方のお知り合いをお呼びする場合、
 事前に案内のはがきを送付します。

 ただ、あまり早くに送っても、受け取った側は、お盆前後の予定が未定の場合が多いでしょう。
 逆に、お盆直前に送付すると、返信を受け取ってから会食の準備をする余裕がなくなります。

 そのため、お盆の案内ハガキが1か月前くらいに届くように準備するのがベター。
 ハガキは自分で印刷もできますし、街中の写真屋さんなどで当日印刷してくれるところもあります。
 ただし、凝ったデザインを選ぶと、仕上がりまでに1週間程度の時間を要することも。
 時間に余裕をもって、1か月半程度前から準備するようにしましょう。

お盆のタイムテーブル

 「タイムテーブル」なんて言葉を使うと、事務処理みたいでバチが当たりそうですが・・・(^_^;)
 普段顔を合わさない親族とのやりとりも多く、何かと気を遣うのがお盆。
 何から手を付けていいのかわからなくなりがちです。
 そこで、お盆というイベントを、つつがなく乗り切るために、
 お盆の流れを見ていくことにしましょう。

 お盆は、亡くなったご先祖の霊が自宅に帰ってくるといわれいている日です。
 地方や宗派によって7月または8月の13~16日に行われるのが一般的です。

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迎え火

 13日はご先祖の霊を自宅にお迎えする日。
 この日までに精霊棚(しょうりょうだな)の準備や仏壇の掃除を済ませておきます。
 位牌は仏壇から出して精霊棚に置きます(浄土真宗など、一部の宗派では位牌がない場合もあります)。
 ナスやキュウリをつかった精霊馬をお飾りするのもこのときです。

 その後は家族でお墓参りをし、夕方には自宅前で「おがら」で迎え火を焚き、盆提灯に明かりをともします。

 (お墓が遠方の場合、お墓参りを省略される方もいらっしゃいます。
 特に、ご高齢の方には切実な問題です。
 最近だと、お墓をご自宅近くに引っ越す「改葬」をされる方も。
 「改葬」については、こちらの記事をご覧ください
 →そのお墓どうしますか?~あしたも晴れ!人生レシピ 8月3日~

お墓参り、僧侶を招いての法要

 14,15日は、お世話になっているお寺の僧侶や親族もお招きし、法要を行います。
 法要の後は会食が催されることもあります。
 
 親族や故人の知人の方々には、暑い中、お盆の法要に参加していただいています。
 面倒かもしれませんが、法要が終わったあとは、お礼状をしたためるのが礼儀です。
 →お盆・法要のお礼状【例文付き】~気を付けたい5つのポイント~

送り火

 16日は、ご先祖の霊をお見送りする日です。
 夕方に送り火を焚き、ご先祖の霊をお見送りします。

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お盆の際の注意点

 以上が、お盆の際の正式かつ一般的なお作法です。
 ですが、絶対に守らなければいけないわけではありません。

 送り火、迎え火は防火上の観点から、好まれない地域もあります。
 また、盆提灯も正式には自宅の門の両側に飾るとされていますが、通行の妨げになるとの理由から敷地内に飾られることも。

 そのほかにも、宗派や各御家庭のやり方があることでしょう。
 女性の方で、ご主人のご実家のお手伝いをされる場合は、事前にそれまでのやり方を確認しておくといいでしょう。

お盆のマナー~主催者側が気を付けたいこと~

 そのほか、親族や僧侶をお迎えする、
 お盆の主催者側が注意したいポイントをいくつかまとめました。

お迎えする側の服装は?

 親族をお迎えする側(主催者側)は、招かれた側よりもラフな服装をしてはいけません。
 男性ならばYシャツにスラックスかチノパン。
 女性ならば、ブラウスに落ち着いた色のスカート。
 または、黒,紺系統のアンサンブルかワンピースがいいでしょう。

 ただし、お盆は気温が高い時期のイベント。
 くれぐれも無理は禁物です。

 来てくださった方の体調なども考え、冷たいお茶などを準備しておくと喜ばれるでしょう。

お布施の額は?新盆と普段のお盆で変えるべき?

 一般的に初盆・新盆(地域によって「にいぼん」「しんぼん」と読み方は様々です)の場合は1~5万円。
 普段のお盆の場合は、3千~2万円程度が相場のようです。
 封筒の表書きは「御布施」とするのが一般的でしたが、最近では無地の封筒の裏側に、金額と名前だけ記載してお渡しするご家庭もあるようです。

 御布施の相場や封筒の表書きも、それまでお世話になってきたお寺とご実家との関係。
 また、地方ごとの風習や宗派によって異なってきます。
 可能であれば、ご親族にも確認のうえで決められるといいでしょう。

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お盆の準備はいつから? 主催者側編~まとめ~

 お盆はいつから準備するの?何を準備すればいいの?
 親族をお迎えする主催者側が注意したいポイントを、もう一度おさらいしておきましょう。

  • まずは案内ハガキの作成。1か月半前には準備しましょう。
  • 出席者の人数が分かったら会食の準備・予約を。
  • 精霊棚の準備や、仏壇の掃除は13日までに。
  • 迎え火・送り火、お布施に関しては風習を重視!!迷ったらご親族に確認しましょう。

 滅多に顔を合わすことのない親族ともお話したり、
 なにかと、約束事やお作法が厳しく気疲れしてしまいがちなお盆。

 ですが、1年に一度きりのイベントです。
 事前にしっかりと準備して、ご先祖をお迎えできるといいですね。

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