小学校へのクレームの伝え方~きちんと対応してもらうなら このやり方!!~

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「友達に意地悪された」
「先生の言葉遣いが乱暴で怖い」
「給食を無理やり食べさせられた」
小学生の子供がいると、担任の先生に文句を言いたくなること。
一度や二度では済みませんよね。

けれど、小学校へのクレームってどう伝えればいいのでしょう?
電話では何を話していいのか分からないし、手紙はどう書けばいいのか分からない
何より自分がモンスターペアレントだと思われないか不安

そんなお母様,お父様のために、この記事では、

  • 先生にもちゃんと読んでもらえる上手なクレームの手紙の例文と書き方
  • 学校に握り潰されない伝え方のコツ
  • モンペ認定されないためのNGワード

を紹介します。

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クレームを伝えるときは、手紙?電話?それともメール?

「ひとこと言わないと気が済まないんだけど」
「ちょっと先生の耳に入れといた方がいいかな」
そう思っても次に悩ましいのが、何を使って連絡するかです。

クレームを伝えるうえで一番重要なのは、「何があったか」と「今後どうして欲しいのか(今後の対応)」を伝えることです。
 そうすると、いちばんNGなのが電話
 3つの中で一番簡単にできますが、そのぶん勢い任せでやってしまいがち。
 話してるうちにヒートアップしてしまい、気付けば自分でも何を言いたいのか分からなくなっていることも。

また、手紙やメールと違って、相手からすると突然ふりかかってくるもの。
きちんと回答を準備する余裕もありませんから、返答もその場しのぎになってしまいがち。
結局何も解決しません。

そして、電話の場合に一番問題なのが「伝えた内容」と「クレームを伝えたという事実」が残らないということ。
突然電話口に呼び出された先生にしてみれば、録音でもしていない限り、何が問題だったのか後から思い出せません。
また、記録に残りませんから、後々トラブルになった時に「そんな話は聞いていません」とシラを切られてしまう可能性もあります。

とすると、相手に届いたという記録が残る手紙かメールが理想的。
特に、手紙の効果は絶大。
手書きの文字が直接相手に届きますから、こちらの本気度が伝わります。

手紙は誰に送るべき?~担任?校長?それとも教育委員会?~

次に考えなければいけないのが手紙の送り先。
「どうせ送るなら、出来るだけ偉い人・・・教育委員会がいいかな?」
なんて思いがちですが、これもNG!!

 担任の先生にしてみれば、自分の頭越しにクレームが上がるのは愉快なことではありません。
 「そんな大げさにしなくても、最初から自分に話してくれてたら・・・」と残念に思うかも。

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 また、報告を受けた教育委員会の人にしてみても「なんでいきなりここに・・・」と戸惑ってしまいます。
 場合によっては、『トラブルを敢えて大きく見せて、事を荒立てようとしているモンスターペアレント!?』と思われてしまうかもしれません。

 自分の子供が理不尽な目に合うと、「こんな担任、懲らしめてやる!!」とついついムキになってしまいがち。
 ですが、きちんと事情を説明すれば担任の先生が解決してくれるかもしれません。

 この後で詳しく説明しますが、ひとまず手紙のあて先は「担任の先生」が正解です。

【例文付き】実は書くのが難しい小学校へのクレームの手紙

クレームの手紙~例文~

ここでは、実際に例文を挙げて、上手なクレームの手紙の書き方を見ていくことにしましょう。
算数の授業で、先生の指導に問題があったのでは?という設定で書いていきます。

 大木先生、いつもお世話になっております。
 本日は、先生にお願いしたいことがあり、筆をとった次第です。

 先日のことですが、娘の由佳が学校から帰ってくるなり「明日から学校に行きたくない」と言い出しました。
 事情を聞いてみると、算数の授業で先生の説明に、なかなか理解が及ばなかったところ
 他のお子さんたちの目の前で「お前ほど勉強のできない奴は初めて見た」「もう辞めてしまえ」
 などと言われたとのこと。
 もともと由佳は算数が苦手なこともあり、先生には何かとご迷惑をお掛けすることもあったかと存じます。
 ですが、小学5年生という多感な時期、他のお子さん方の目の前で、
 どうしてそのような指導方法を採られたのか、親としては当惑を隠しきれません。

 今後、勉強に遅れるようなことがございましたら、別途宿題を用意してもらったり、連絡帳でお知らせいただけないでしょうか?
 私も親として精一杯、我が子の教育に取り組んでいきたいと考えております。

 お忙しいところ恐縮ですが、ご配慮のほど、よろしくお願い申し上げます。

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ついつい感情的になりますが

まずは、礼儀として挨拶

 先生の指導に問題を感じている場合など、最初から怒りをぶちまけてしまいがち。
 ですが、こちらがケンカ腰だと向こうも身構えてしまいます。

 最初は紳士的に挨拶の言葉を書きましょう。
 「先生にお知らせしたいことがあり、手紙を差し上げました」
 「お耳に入れておきたいことがあり、筆をとりました」
 などと書いておくと、先生としても身構えずに読み進めていけます。

「少なくとも子供はこう言っている」という事実の提示

親としては100%子供の話を信じてあげたいもの。
ですが、子供も自分に不利なことは話していないかもしれません。

我が子の話を真に受けて抗議しても、実は子供にも非があり、先生の指導の方が正しかった、なんていうことも・・・
最初に親から出す手紙は、問題解決のための、いわばスタートライン。先生との間でボタンの掛け違いを起こさないためにも
「すくなくとも、うちの子が話す限りでは・・・」という体で書くのが理想的です。

また、子供の話が真実だったとしても、そこに親の評価を加えてはいけません。
上の例だと「暴言を言われた」などと言い換えるのはNG!
手紙をもらった先生は
「あんなのは暴言のうちに入らない」
「だから自分の指導に問題は無かった」
などと言い訳をするかもしれません。

これですと、事実確認の段階で話がこじれてしまい、いつまで経っても解決しません。

クレームの手紙は、必ずファクトベースで書くようにしましょう。

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怒りや不信感を直接表現するのはNG

先生に対して怒りを感じていても、それを直接言葉にするのは止めておきましょう。
こちらが怒れば、向こうは逃げ腰に、場合によっては喧嘩腰になってしまうかも。
これではクレームは解決しません。
代わりに「当惑している」「残念でなりません」
といった表現が無難です。

最後は、『解決策』『代替案』を提示

先生としても、一方的に責め立てられただけでは、自分の何に非があったのか分かりません。
親としてクレームを言いたい気持ちがあったとしても、ここはグッと堪えましょう。
「代わりに、こんなやり方もあったんじゃないですか?」
と、代替案を提示してあげるのがgood!!
先生にも、こちらが何を問題視しているのか分かってもらえます。

また、このやり方は問題が解決しなかった場合にもメリットがあります。
担任や学年主任、校長に相談しても埒があかない時、
教育委員会のなどの、より上位機関に報告するときに「問題の解決に親御さんは建設的だった」という証拠を残すことにもなるからです。

これだけは絶対ダメ !!モンペ認定必至のNGワード!!

ついつい書いてしまいがちですが、
実は絶対にやってははいけないのが
「誠意ある対応をお願いします」を一言だけで使うこと。
一体どうしてダメなんでしょう?
クレームの手紙を読む、先生の立場から考えると、よくわかります。

手紙を読んだ先生は当然ながら、改善策を考えます。
考えますが、代替案や改善策が書かれていないと
「この親御さんは、一体何を希望しているんだろう???」と戸惑います。
そこに追い打ちをかけるような「誠意ある対応をお願いします」。
先生としては
「誠意ある対応って、何をすれば『誠意ある対応』と受け取ってもらえるの?」
「自分が何をしても『誠意が足りない!!』とさらにクレームを言われるのでは?」
「何をしても言いがかりをつけてくるんじゃないの?・・・ひょっとしてモンスターペアレント!?」
こうなると、怖くなって身動きが取れなくなります。
クレームもいつまでたっても解決しません。

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実はこの「誠意ある対応をお願いします」。
企業のカスタマーセンターでは「悪質クレイマーの常套句」などと言われており、
多額の金銭や、過剰な謝罪要求をしてくる厄介な相手を見極めるバロメーターにもなっています。

そんなモンスターペアレントと認定されないためにも、
「誠意ある対応をお願いします」「ご配慮をおねがいします」
といった言葉は慎重に使いましょう。
使う時は、こちらの意図が分かるように、代替案,改善策の提案を忘れずに。

手紙はちゃんと届いたのに・・・それでも解決しない時はこうしよう

「手紙はちゃんと届いたのに、先生が対応してくれない・・・」
そんな時には焦らずに、次の行動に移りましょう。
次の行動といっても簡単。
ひとつ上の人に話を持っていくだけです。

この時は必ず、
①.一つ下の人に話したこと
②.話してからクレーム対応に必要な、合理的な時間が経過したこと
③.②にも関わらず問題が解決されていないこと
を伝えるのがマスト。

上でも書きましたが、いきなり上位の人に話しても問題は解決しません。
例えば教育委員会の人を想像してみましょう。
ある日突然、児童の父兄から手紙が来ても詳しい事情が分かりません。
「事情を一番よく知ってるはずの、現場の人(担任の先生)じゃなきゃ対応できないんじゃないの?」と考えるのは明白。
こうなると、一から担任の先生に説明し直すことになりますから、二度手間です。

一方で、すでに担任,学年主任,校長の耳に入っているとなれば、話は別。
「これだけ色んな人が聞いてるのに解決しないってことは・・・自分達が動かないとダメかな?」
 必ず対応してくれるとは限りませんが、効果は期待できます。

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一つ上の人に話を持っていくときのクレームの伝え方はこちら
参考にしてみてくださいね。

 担任の大木先生にも何度かご相談させていただきましたが、
 「勉強が分かる分からないは、本人のやる気の問題。お子さんのためを思って、敢えてきつい事を言ってあげている」
 と仰るばかりで、状況は改善いたしません。
 親といたしましては、一日でも早く娘が笑顔を取り戻してくれることを祈るばかりです。
 つきましては、校長先生からも何か、お知恵を拝借できればと思い筆をとった次第です。
 どうぞよろしくお願いいたします。

「あなたの一つ下の人にクレームを伝えたけど解決していませんよ」
これまでの経緯を端的に伝えるのがポイントです。

さらに、クラスの問題としてしまうのも効果的!!

「クラスの中に乱暴な子がいる」
「高学年になったのに体育の授業の着替えが女子も男子も同じ教室」
このように、沢山の子供が当事者となりうる場合
一家庭だけで解決しようとせず、同じクラスの親御さんたちも巻き込んでしまうのが上手いやり方です。父母会などで議題に挙げてしまいましょう。
一家庭だけからのクレームではなく、クラス全体、学年全体の問題に昇華させてしまうわけですね。

ただし、事前の根回しは忘れずに。
父母会で突然手を挙げても、事情を知らないと周りの親御さんは援護してくれません。
あなたが「面倒なクレーマー」と思われないためにも、必ず味方を付けてからにしましょう。

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クレームをクレームで終わらせない~上手な話の進め方チャート

①.問題を見つけたら早めに担任の先生に手紙を出す
(場合によっては、直接会って話を聞いてもらう)

②.しばらく様子を見る

③.問題が解決しないなら学年主任(または教頭、校長)
(これでも解決しなければ、クラスの問題として父母会で問題提起してみるのも◎です)

まとめ~クレームを気持ちよく伝えるには~

かなり長くなってしまいましたので、最後にもう一度
小学校への上手なクレームの伝え方をまとめておきましょう。

  • クレームの連絡は手紙が効果的。肉筆だとこちらの本気度が伝わります。
  • いきなり校長先生、教育委員会に手紙を出すのはNG!!
  • クレームを書くときは、とにかく冷静に。こちらがケンカ腰だと、相手もケンカ腰に・・・
  • 怒っていても、それをぶつけるのはNG。「困惑しています」「残念です」と柔らかい物言いで
  • 一人で解決できない時は、クラスの問題にしてしまうのも一案

クレームを伝えるときに一番良くないのは、先生を攻撃してしまうこと。
先生だって出来るだけ子供たちの問題を解決したいと願っています。
普段、子供達と一番長い時間を過ごすのは担任の先生。
そんな先生は、本来クレーム解決のためにも一番のパートナーになってくれるはずです。

上手にこちらの気持ちを伝えて、お子さんにとって過ごしやすい教室になるといいですね。

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