「この人とは最近会ってないんだけど・・・去年も送ったからなぁ」
お中元シーズンのこの時期
今までお世話になった方の顔を思い浮かべながら、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
実は、主婦である私もその一人
結婚でお世話になった仲人さん、高校時代の恩師、しばらく会っていない親戚・・・
数えだしたらキリがありません(^_^;)
「できれば、この人にお中元送るのはもう止めたいんだけど(・・;)」
そんな方のために、失礼にならない、お中元をやめるコツをまとめました。
お中元のやめ時はいつ?
一般的に、お中元を辞めていい時期は、最後に義理のあった時期から3年と言われています。
もともと、お中元は「今年も上半期お世話になりました」という感謝のしるしに贈られるもの。
(そして、お歳暮は1年間お世話になった感謝のしるしとして送るものです)
「今年は贈ろうかな・・・」と悩んだ場合、
その人に最後にお世話になってから、何年経ったか考えてみるのもいいでしょう。
昔の職場の上司や、子供の学校の先生、お稽古事の先生など。
疎遠になったのに惰性で送り続けている相手も多いのでは?
やめるのは少し勇気がいります。けれど
「この人には送る。この人には今後は送らない!!」
思い切って決めると、スッキリしますよ
止める相手を決めても、いきなり止めるのは気が引ける・・・
そんな時は暑中見舞いに切り替えるのがオススメです。
「いきなり止めるのはちょっと(・・;)」そんなときは暑中見舞いを
「お中元をいきなりやめるのは失礼なんじゃ・・・」
そう思う方もいらっしゃるでしょう。
(かく言う私も最近までそうでした)
「せっかくお世話してくれた方に失礼なんじゃ」と思う一方で、「自分が失礼な人間だと思われるのが怖い」という気持ちもありますよね。
そんなときには、お中元から暑中見舞いに切り替えるのがオススメです。
暑中見舞いには、一年のうちで最も暑い時期の安否伺いという意味があります。
それでいて、金銭的負担はごくわずか。
お中元の代わりにはもってこいな方法です。
文例については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね
→暑中見舞いの例文~親から高校の先生(子供の担任)へ送る場合は日頃の感謝を込めて~
お中元をやめるときに断り状は必要?
これも、なかなか悩ましいところ。
ですが、個人的には敢えて断り状を添える必要はないと思います。
理由は、断り状を添えると、付き合いそのものを辞めたいと受け取られる恐れがあるから。
もし、どうしても気が引けるようなら、暑中見舞いに一言申し添えておくといいでしょう。
例えば
かえって、ご迷惑をお掛けしているのでないかと恐縮の限りです。
つきましては、誠に身勝手なお願いではありますが、来年度より季節の御挨拶を失礼させていただきたく存じます。
○○様におかれましても、どうぞこれからは過分なお気遣いはなさいませぬよう、また今後ともお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
といった、挨拶がいいでしょう。
一度お世話になった方でも、しばらく顔を会わせなければ疎遠になってしまうのは、ごく自然なことです。
お中元から暑中見舞いに切り替え、その後も親交がなければ暑中見舞いもやめてしまってもいいでしょう。
相手を不愉快にさせないことが一番大事です。
お中元はいつまで?失礼にならない止め方~まとめ~
色々書いてきたので、最後にもう一度
失礼にあたらないお中元のやめ方をおさらいしておきましょう。
- 止める相手と続ける相手、境界線は「最後のお付き合いから3年」
- 止めるときは暑中見舞いに切り替え、徐々にフェードアウト
- 断り状は必要なし。気になる時は暑中見舞いに一言添えて
惰性で送り続けるお礼を「虚礼」なんて言ったりします。
「虚礼」とは中身の伴わない、見かけだけの礼式のこと。
気持ちのこもっていない贈り物は、まさに「慇懃無礼」です。
毎年贈り続けていると、家計への負担もバカになりません。
本当にお世話になった方や感謝している方。
お中元を気に、今後のお付き合いを考えてみるのもいいかもしれませんね。
※.今回とは逆に
「相手が送ってくるお中元の受け取りを辞退したい」
そんな方のための断り状の例文はこちら。
先方に不快感を与えず、今後も付き合いを続けられる文面を用意しました。
→お中元の断り方【文例付き】~相手に失礼にならない オールマイティーな断り文句と、挨拶の注意点
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