五月人形はいつからいつまで飾る?おさがりはNG?

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 男の子のいるご家庭では、五月人形を飾られる方も多いのではないでしょうか?
 我が家でも、息子が小さいうちは毎年飾っていました。
 
 けれど、ゴールデンウィーク前で、それでなくても時間のない中
 飾る時期や場所、方角、さらには後片付けなど・・・
 主婦にとってはストレスを感じる一面もありますよね

 (こんなこと書いて、バチが当たらないといいのですが(^▽^;)

 そこで、五月人形を飾る際のお作法をまとめました
 いつからいつまで飾ったらいいの?おさがりはダメ?男の子の人数分必要?片づけ方は?
 そんな主婦の悩みにお答えします。
 

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五月人形のお作法1~飾るのはいつからいつまで?~

 一般的には、春分の日(3月20日)頃から、4月中旬までに飾るのが理想的と言われています。
 地域によっては、「出来るだけ早い方が良い」とするところや
 「端午の節句の約1週間前」とする場所もあるようです。

 もっとも、外飾りと呼ばれる鯉のぼりと違い、内飾りである五月人形は他所の方の目に留まるものでもありません。
 他の家事の負担にならないように
 春分以降の時間のある時、遅くとも4月下旬までに飾る、という意識で良いでしょう。
 
 しまうときは、5月5日以降
 湿気がこもらないように、天気の良い日を選びましょう。

五月人形のお作法~飾る方角に決まりはあるの?~

 五月人形を飾る方角に、これといった決まりはありません。
 というより、専門家の方々の間でも百家争鳴といった具合

 もともと、五月人形は内飾りと呼ばれ、生まれてきた子供の成長の無事を祝うもの
 「縁起物だから、鬼門の方角は避けた方がいいよ」という意見もあれば
 「穢れは鬼門から来る。子供を災いから守ってくれるものだから鬼門に向けるべき」という見解も。
 全然違いますね

 ただ、一つ確かなのは直射日光が当たるような場所はNGだということ。
 人形や兜の生地が傷んでしまうからです。
 飾るときは西側に窓のあるような場所は避けておきましょう。
 
 

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五月人形のお作法~おさがりはダメ?男の子が複数いる家は?~

 父親や祖父の五月人形を受け継ぐ
 つまり、五月人形をお下がりとしてもらうのはNGなのでしょうか?
 また、男の子が複数いるご家庭の場合、子供の数だけ五月人形を用意しなくてはいけないのでしょうか?

 実は、これについても意見が分かれています
 「五月人形は、子供一人ひとりの成長を祈り、災いから身を守ってくれるもの」
 という立場からすると、男の子それぞれに五月人形が必要という考えに・・・
 そうすると、お爺様の五月人形はお爺様のもの、お父様の五月人形はお父様のものとなります。兄弟での兼用もNGという結論に
 
 一方で、五月人形自体は家制度の意識が今より根強かった、江戸時代から始まった行事。
 五月人形を「一家に生まれた男の子は当然ながら、「家」全体を守ってくれるもの」と考えるなら、お下がりや兄弟での兼用もNGではありません。
 むしろ、今まで家を守ってきてくれた兜や鎧、五月人形を受け継ぐ方が縁起がいいとする見解まであるくらい。

 どちらの考えも頷けるものですから、各ご家庭で考えてみるといいでしょう。
 もっとも、ほんとは欲しくないのに、あげると言われてしまった場合
 角を立てずに断るにはどうすればいいでしょう?
 そんなときの上手な断り方もまとめましたので、こちらをご覧ください。

五月人形のお作法~飾った後の片づけ方~

 飾り終わった五月人形は、来年にも飾れるようにお手入れしてあげましょう。
 まず、湿気がこもらないように、片づけは天気のいい日にやるのが鉄則
 
 人形に触れるときには手の脂や塩気が付かないように
 必ず手袋を付けるようにしましょう。
 手袋は100均などで売っている、不織布のもので十分

 清潔な筆で、ほこりや汚れを落とししてください。
 また、金具は乾いた布で拭きましょう
 塩気や水分が付着すると、錆の原因になるので要注意

 綺麗になった人形は、和紙などで包み、ポリ袋で密閉して虫を防ぎます。
 このとき防虫剤を入れたくなりますがNG
 防虫剤に使われるナフタリンからガスが発生し、金具のメッキが浮いてしまいます
 
  
 

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五月人形のお作法~まとめ~

 色々書いてきましたので、最後にまとめておきましょう

・五月人形を飾る期間は、春分~5月5日
・五月人形を飾る方角に決まりはありません。ただし直射日光はNG
・五月人形はおさがりでもらってもOK。家ごとの考えもあるので事前の確認が重要
・五月人形を片付けるときは、手袋の着用厳守。防虫剤はNG

 調べてみると、専門家の方々の間でも様々な意見がありました。
 (ちょっと斜に構えた見方かもしれませんが、人形の製作会社様などはお下がりや兄弟での兼用をNGとされてらっしゃるところが多い印象です)

 ですが、一番大事なのは子供の成長を思いやる両親、お爺様、お婆様の気持ちでしょう。
 心に残るような、楽しいお祝いができるといいですね(*’-‘*)

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