9月9日放送、初耳学。
番組で放送された、「すべての結婚は一時の気の迷い」「更年期は夫源病」という見解の真相をまとめました。
すべての結婚は一時の気の迷い!?
すべての結婚は一時の気の迷い、である。
この過激な見解は、石蔵文信さんの著書『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか』の一文。
男女はなぜ結婚するのでしょう?
医師の立場からすると、
すべての結婚は間違いである。
若い時の男性・女性ホルモンの過剰分泌によって
気がおかしくなって
結婚に至るのである。
というのです。
一体どういう意味なのでしょうか?
多くの人が結婚する10,20代は体内で性ホルモンが活発に分泌される時期。
動物でいえば、発情期というわけです。
この時期だと、男性は女性にワガママを言われても
「可愛い」「愛おしい」と感じたり、
逆に女性の方は
「彼がいないと生きられない」
「この人の子供が欲しい」
と考えてしまうわけです。
(番組では、林先生は冗談めかして「とんでもない錯覚」「血迷う」なんて話していました(^_^;)
10・20代の結婚がホルモンの分泌による気の迷いなら、40代になってからの結婚なら問題ないのでは?
素朴な疑問ですが、実はこれにも別の問題が生じるようです。
年齢に関係なく生じる問題
恋愛中は脳から天然の惚れ薬”フェニルメチルアミン”が多量に分泌されます。
いってみれば、これは恋に溺れた状態。
残念なのは、このフェニルメチルアミンが、同じ相手だと3~4年で減少していくということ。
年をとって、フェニルメチルアミンやホルモンなどの分泌が減ってくると「冷静な判断」が出来るようになり、
「結婚した時はこんな人じゃなかったのに・・・」と感じるようになるんだとか。
けれど、この気持ちの正体
「相手が変わったのではなく、自分が相手を許せなくなった」
というのが真実だそうです。
『やまとなでしこ』に見る結婚観
番組で、林先生が「大好き」と話されていた、ドラマ『やまとなでしこ』。
松嶋菜々子さん演じる桜子が、お金持ちの男性との結婚を目指して婚活に励むドラマです。
(ちなみに、中国で放送された時のタイトルは『大和拝金女』でした)。
そんな『やまとなでしこ』のなかで、桜子は
『恋っていうのはね、精神の病なのよ』
『そんなときに人生でもっとも冷静な判断を必要とする結婚を決めたら一生後悔することになるわ。』
と話します。
フランスの劇作家、アルマン・サラクルーは
人は判断力の欠如によって結婚し、
忍耐力の欠如によって離婚し、
記憶力の欠如によって再婚する。
という名言を残しています。
更年期障害は夫源病だった!?
従来、中年女性の体調不良の原因とされてきた更年期障害。
実は、その原因が夫にあると考えられるようになってきたそうです。
最近では、定年後の夫と暮らす高齢の妻が、
身体の痛み・痺れなど原因不明の神経障害を訴えるケースが増えてきました。
そんな症状を緩和する効果的な方法が、『妻を夫から隔離する』こと。
実際に、これだけで症状が嘘のように消えるケースが多いそうです。
『やまとなでしこ』のラストは?
『やまとなでしこ』のラストで、桜子はお金持ちでない欧介と結婚します。
そのときの桜子のセリフがこちら
『残念ながら あなたといると私は幸せなんです』
医学的には一時の気の迷いなのかもしれませんが、いつまでも夫婦二人で仲良く幸せに暮らしたいものですね(^^)