少しずつ暑さが和らいできた、今日この頃
実は大掃除のベストシーズンなんだそうです。
1年の汚れを年末まで放っておくのはNG。
カビは30℃以下になると一気に増殖するため、
梅雨の時期に発生したカビを放っておくと、秋カビになってしまうからです。
また、油汚れも秋に洗うのがベター
カビ掃除以外にも、少し涼しくなってきた秋のうちに済ませておきたいのがキッチン回り。
気温が下がりきると油が固まり、頑固な汚れになってしまうからです。
この記事では、おそうじ本舗技術アドバイザーの 杉本 昌俊さん、洗剤の開発者の茂木和哉 さんのコメントとともに、番組で放送された台所,風呂掃除の5つの極意を紹介します。
洗剤は4つ買えばOK
掃除をするときに欠かせないのが洗剤
けれど、スーパーに行っても種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からなくなりますよね。
トイレ用や浴室用など、お店では清掃するエリア別に洗剤が分かれていますが、
これを全部揃えるのはもったいない買い方。
エリアごとに分かれていても、汚れの性質が同じならば洗浄成分もほぼおなじ。
洗剤の種類別に買うのが賢い買い方です。
一般的な家庭用洗剤は、アルカリ性洗剤,中性洗剤,酸性洗剤,塩素系漂白剤,酸素系漂白剤,クレンザーの6種類。
このうち、台所と浴室を洗うには中性洗剤,アルカリ性洗剤,酸素系漂白剤,塩素系漂白剤の4つでOKです。
油汚れには洗剤を温めてから使おう
油汚れに使うのは、アルカリ性洗剤。
このアルカリ性洗剤は、60℃くらいのお湯でスプレーボトルごと温めると、洗浄効果がさらにアップします。
油汚れや皮脂汚れは熱に弱い性質があります。
さらに、高温になることで洗浄成分の効果がアップ。
油汚れをキレイに落とすには、洗剤を吹きつけた後にラップをして30分ほど置いておくのがコツです。
さらに、掃除のときに使いたいのが、いらなくなったポイントカード。
タイルの目地など、細い隙間には、ポイントカードにタオルを巻き付けて拭くと簡単にキレイにできます。
こびりついた汚れは酸素系漂白剤で浸け置き洗い
レンジフードや換気扇のファンなどは、特に油汚れがひどい場所。
五徳もコゲや油汚れでカチカチになってしまいます。
そんな頑固な油汚れにオススメなのが酸素系漂白剤。
取り外したファンなどを大きめのごみ袋に入れ、酸素系漂白剤と一緒に50~60℃のお湯に付け込みます。
酸素系漂白剤に含まれる過炭酸ナトリウムは50℃ほどで発泡が続き、汚れを浮かせる効果がアップ。
1時間ほど置いておくだけで、汚れが浮いていきます。
浴室掃除は天井から
放っておくといつの間にか増えているカビ
気温が低くなる秋に増殖するので、今のうちに掃除しておかないと大変なことに!
カビの生えやすい浴室ですが、一番最初に掃除すべきなのが天井。
カビは胞子によって増殖します。
そのため、床や壁をキレイにしても、天井にカビがある限り胞子が降り注ぐのでカビは消えません。
洗い方は簡単。
タオルに浴室掃除で使う洗剤を含ませたら、フロアワイパーで拭き掃除します。
洗剤で拭き終わったら、濡れたタオルで水拭き、乾いたタオルで乾拭きして終了です。
掃除の頻度は1か月に1回でOKです。
天井の掃除が終わったら、壁、床、排水溝の順番で掃除をして、風呂掃除は完了です。
カビ退治には中性洗剤&塩素系漂白剤
カビ掃除といえば、スプレー式の塩素系漂白剤(カビキラーとかカビハイターですね)。
ですが、これをカビ汚れにいきなり吹きつけるのはNGです。
カビ汚れ上には、皮脂汚れやせっけんカス、水垢など沢山の汚れが重なっています。
そのため、カビを落とすには中性洗剤で表面の汚れを落としてから乾かし、
乾いた上から塩素系漂白剤をかけて、ラップをして30分ほどおいておくのがベターです。
汚れの少ないうちに掃除をして、気持ちよく台所やお風呂をつかいたいですね(^^)
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