毛虫駆除の殺虫剤にはモスピランがオススメ!! 散布時期と方法について


春先から初夏にかけて、自宅でガーデニングをするときに困りものなのが毛虫
刺されたときのかゆみや痛みだけでなく、目の前に突然現れるとギョッとしますよねΣ( ̄ロ ̄lll)

我が家でもスプレー式の殺虫剤や、粒剤のオルトランなど、色々試しましたが
今では『モスピラン液剤』を使っています。

この記事では、モスピランの散布時期や方法、注意点をまとめました。
皆さんのガーデニングのお役に立てたら幸いです。

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モスピランがオススメなわけ

毛虫退治といえば、一番お手軽なのは毛虫に直接かけるスプレー
ですが、本当は毛虫を見るのも嫌!!
できれば、毛虫の発生自体を抑えたいものです。

そんな考えから、ホームセンターに売っていた『オルトラン粒剤』を試したのですが
アブラムシが激減した一方で、毛虫は一向に減る気配を見せませんでした。
特に、夏みかんの葉にアメーバ状の筋を残す、ハモグリガには全く効果なし(>_<;)・゚゚

困り果てていたときに、ホームセンターの園芸用品担当の店員さんに教えてもらったのが『モスピラン液剤』
こちらを撒いたところ、4,5日で庭から毛虫がいなくなりました。
また、一度撒いておくと2カ月は効果を維持します。
ワンシーズンに一度撒くだけで毛虫の発生を抑えられるので、それ以来我が家では毎年春になると撒くようになりました。

モスピランの散布におススメの時期

オススメなのは春先、まだ毛虫の発生が始まる前です。
4月末~ゴールデンウィークくらいには撒き終わりたいところ
もっとも、毛虫が発生してからでも、十分に効果があります。

散布する時間帯は、ご近所の洗濯物に付着しないように、早朝か夕方を選びましょう。
風の弱い日(出来れば無風)を選ぶのも重要です。

意外に思われるかもしれませんが、直後に雨の降るようなお天気でも大丈夫
モスピランは散布後、30分程度で植物に定着します。
我が家でも、午後から雨が降る日に散布しましたが、
それから2カ月間、ちゃんと効果を維持してくれました。

モスピランの散布前に用意したいモノ5つ

1.汚れてもいい服
 長袖、長ズボンは必需品です。
 殺虫剤が付着しても大丈夫なように、捨てても構わない洋服を用意しましょう。
 無い場合は、100均で売っているレインコートがオススメです。

2.手袋
 こちらも、長袖,長ズボンと同じく、肌の露出を減らすための必需品
 殺虫剤が付いたときに捨てられるように、ポリエチレン製の使い捨てのものがオススメ

3.スポイト
 ダイソーのコスメコーナーで売っている、化粧品用ピペットです。
 250~500倍に希釈して散布するモスピラン。
 1回の散布に当たって、必要な原液の量は、わずか数mlに過ぎません。
 ダイソーのピペットには目盛りが振ってあるので、そんな繊細な計量に便利です。
 購入の際は、必ずピンクかイエローのものを選んでください
 モスピランの原液は青色なので、ブルーのピペットだと目盛りが読みづらくなってしまいます

4.ゴーグル
 薬剤が目に入ることを防止するために、必ず装着しましょう。
 といっても、気密性が高いものは使いづらいです。
 私も以前に水泳用のゴーグルを使ったことがありましたが、
 ゴーグルの内側が曇って足元が見えず、かえって危ない思いをしました。
 目を守ることと矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、多少は換気のできる(ベンチレーション機能)ものがオススメです。

5.マスク
 薬剤を、うっかり吸い込んでしまわないためのアイテムです。
 不織布のマスクでも無いよりはマシですが、
 私がオススメしたいのが100均で売られている防塵用マスク。

 商品の警告欄を見ると、「防毒マスクではありません。」
 としっかり表記されていますが、フィルターには一応活性炭が入っています。
 また、フレームと頬との密着感が強いので、隙間から薬剤を吸い込む心配がありません。
 花粉症用の不織布のマスクでは心配だし、本格的な防毒マスクは高すぎて手に入らない・・・
 そんな考えから、お守りとして使うには便利なマスクです。

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モスピランの散布方法

1.最初に防護服を着ます。
防護服というと大袈裟ですが、上記の長袖,長ズボン、手袋、ゴーグル、マスクのことです。
これらは散布するときだけでなく、モスピランを稀釈するときにも身に着けるようにしましょう。
ボトルから噴霧器に移し替えるときにも、飛び散って肌に付くことがあるからです。

2.モスピランをスポイトで計量、稀釈します。
我が家で撒くときは、500倍に薄めて使っています。
稀釈後の薬剤が4ℓもあれば、一軒家の生垣から植木までカバーできます。
なので、一回に使う原液の量は8ml。
スポイトで正確に計量します。
計量したら原液を噴霧器に直接入れ、上から水を注ぎこむと自然と攪拌できます。

また、噴霧器はタンクの容量が4ℓ程度のものがオススメ。
それ以上大きくなると、持ち運ぶのが大変です。
我が家で使っているのはこちらです。

空気入れのハンドルが、そのままキャリーハンドルになっています。
空気を入れるときに、ポンプが軽いのも◎
女性の私でも扱いやすい、オススメの噴霧器です(^^)

3.撒くのは早朝か夕方。風の弱い時にしましょう。
やはり農薬である以上、ご近所の洗濯物にかけてしまうのは絶対にNG
ご近所が外に洗濯物を干していない時間帯を選ぶようにしましょう。
また、風が強いと散布した薬剤が自分にかかってしまうこともあります。
必ず風向きを確認してから撒くようにしましょう。
風向きは近くに生えている草や木の揺れ方で確認できます。

4.近くに農家や養蜂場がある場合は、散布はNG。
ご近所が農家の場合や、無農薬野菜を育てているご家庭がある場合は散布を控えましょう。
気を付けていても、風向きによって流れて行ってしまうからです。

また、ミツバチに対する影響も指摘されています(これについては、専門家の間でも意見が分かれているようですが)。
近くに養蜂場がある場合も、同様に散布を控えるのが無難です。

モスピランの散布時期と方法~まとめ~

色々書いてきたので、最後に要点をまとめておきましょう。

・原液の計量には、ダイソーの化粧品用スポイトがオススメ
・噴霧器は大きすぎるものはNG。4ℓ程度がベスト
・散布する時間帯は、早朝か夕方。ご近所の洗濯物にかからないように。
・近所に農家や養蜂場がある場合、使用はNG

モスピラン液剤は、散布前の下準備が少し大変です。
ですが、一度撒いておけば2か月間効果を維持してくれます。

暑くなってきて、害虫も増えてくるこの時期
早めに対策して、快適なガーデニングを楽しめるといいですね(^^)

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