そんなところに!?ダニ,カビの意外な発生源&掃除法~ソレダメ 10月3日~


 秋に入り、すっかり涼しくなってきた今の時期。
 実は夏場に大発生したダニが死滅、死骸やフンなどでアレルゲンが大発生する季節でもあります。
 ハウスダストの原因の9割近くを占めるともいわれるダニ。

 この記事では、住宅の中でもダニ,カビの発生しやすい意外な場所と、その掃除方法を紹介します。

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これで完璧!!ダニ退治のコツ

 最近の住宅は気密性が上がり、1年を通して暖かく過ごせます。
 その一方で、これはダニにとっても暮らしやすい環境。
 家の中でもダニが増えやすい場所と、駆除方法みていきましょう。

 

和室~畳の掃除は暗くしてから~

 ダニが住み着く場所で厄介なのが畳。
 普段は奥に潜んでいるため、掃除機で吸い出すのも困難。
 布団のように、ベランダで干すことも出来ません。

 家事研究家の高橋 ゆき さんによれば、
 畳を掃除をするときは、電気を消したりカーテンを閉めたり、
 夜の環境を作ってあげると効果的です。

 これは、ダニが夜行性なため。
 日中、畳の奥底に潜り込んでいたダニも、部屋を暗くして1時間程度待つと活動を始めます。
 畳の表面に出てきた時に掃除機をかければ、効率よくダニを退治できます。

 

寝室~布団は干しても意味がない?

 ダニにとって過ごしやすいのが気温25~35℃、湿度60%以上の環境です。
 体温と汗で温度,湿度が上がり、エサとなる皮脂やフケを含んだ布団はダニの住処。
 そんな布団のダニ対策といえば、布団を干すこと。
 
 ですが、東京アレルギー・呼吸器疾患研究所の白井 秀治 さんによれば、
 布団を干しても、ダニを駆除するという点では即効性がありません。
 布団を日に干すと布団の表面は熱くなります。
 ですがダニは、温度が低い布団の裏側に逃げてしまうため、完全に駆除することは出来ません。

 そこでオススメなのが、コインランドリーなどで乾燥機にかけてしまうこと。
 ダニは高温に弱く、55℃以上の温度だと20~30分程度で退治できるからです。

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台所~ダニが生息する意外な場所

 家庭によっては、寝室や畳よりダニが多く発見される場所、
 それが台所のキッチン収納の中です。

 『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』の著者 松本 忠男 さんによると、
 ダニは高温多湿の場所だけでなく、たんぱく質を多く含む粉の中も大好き。
 なかでも、動物性たんぱく質を含むお好み焼き粉やパンケーキミックスは大好物。
 これらがこぼれているキッチン収納にダニが発生しやすいというわけです。

 さらに厄介なのは、ダニが袋の中にまで侵入してしまうこと。
 ダニの大きさは0.3~0.4ミリ。
 袋の口を輪ゴムで縛っていても、隙間から中に侵入してしまいます。
 このまま調理しても、ダニの死骸やフンは残ってしまうことに。
 場合によっては、料理を口にしてアレルギー症状を発症してしまうこともあります。

 そこで、ダニをシャットアウトするにはペットボトルが便利。
 ①.まず、ペットボトルの上部分を切り取ります。
 ②.次に、袋の口を、ペットボトルの切り口から飲み口に向かって通します。
 ③.飲み口から飛び出た袋を外側に裏返し、その上からキャップをしっかり閉めればOK。

 ダニが侵入するような隙間が出来ませんし、粉もこぼれにくくなります。

 

秋はカビが大量発生!!

 秋は台風や秋梅雨で気温や湿度が上がり、カビが発生しやすい季節。
 ダニと同じく、お家の中でカビが発生しやすい部屋ごとに、正しい掃除のやり方をみていきましょう。

 

お風呂場に潜む、超危険なカビ~エクソフィアラ~

 湿気が多く、カビが発生しやすいお風呂場。
 なかでも見落としがちなのが、シャンプーボトルなどの裏。
 
 傷口から体内に入り込む、エクソフィアラというカビが発生しやすい場所です。
 エクソフィアラは皮膚片や皮脂をエサにして繁殖。
 シャンプーするときに手に付着すると、頭皮の傷から体内に侵入し、ときには肝臓や脳にまで達してしまうこともあるそうです。

 そんな猛毒カビの予防方法は意外と簡単。
 シャンプーボトルについた泡を洗い流し、水気を拭きとればOKです。

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湯船のゴム栓も要注意!!

 黒くて分かりづらいですが、ゴム栓もカビの発生しやすい場所の一つ。
 排水の時に、皮脂や汚れが集まる排水溝に接しているゴム栓は、カビが生えやすくなります。
 特に、柔らかいゴム素材は傷つきやすいため、カビの根が入り込んでしまいます。
 ゴム栓が汚れていたら、湯船を掃除してもカビのお風呂に入ることに(泣)

 こんなゴム栓の掃除にオススメなのが、片栗粉を使った掃除法。
 片栗粉と片栗粉と塩素系漂白剤を1:1で配合。
 粘り気が出るまで混ぜて、ゴム栓に塗り付けて3分放置。
 あとは、しっかりすすげばカビをキレイに落とすことができます。

 

意外なカビの発生源~網戸~

 カビの不大好物がホコリ。
 外からの排気ガスや土埃が付着しやすい網戸は、カビが増殖しやすい場所です。
 そんな網戸を普通に掃除してしまうと、部屋の中に胞子を飛び散らせてしまうことに。

 そこで、網戸掃除にオススメのなのが、重曹,洗濯のり,ホウ酸入り洗剤。
 ホウ酸入り洗剤(小さじ2)と重曹一つまみ、洗濯のり(大さじ2)を混ぜ合わせます。
 これを捏ねてスライム状にします。
 スライム状になったら、ペンキ塗り用のローラーに巻き付けて完成です。
 掃除するときは、ローラーを往復させず、一方向に動かすのがコツです。

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