焼き鳥は夏に食べるべき!!名医お勧めの5本~林修の今でしょ~8月7日放送


 暑くなり、ビールの美味しくなったこの季節。
 お仕事帰りに、焼き鳥で一杯という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 そんな焼き鳥
 食べる部位によって、様々な栄養を摂ることが出来ます。
 
 この記事では、番組で紹介された名医おススメの5本をまとめました。

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夏に食べる焼き鳥は医学的に優れている

 唐揚げや親子丼にはない、焼き鳥だけの特徴。
 それは鶏の全身の部位を食べられること。

 鶏肉は部位によって栄養素が異なるので、健康効果も違ってきます。
 したがって、様々な部位を食べることが健康に繋がるのですが、それができるのが焼き鳥というわけ。

 また、焼き鳥は塩分やタレに含まれる糖分が多いイメージ。
 ですが、調味料は表面に塗られているだけなので、量的には多くないそうです。
 実際、一本当たりの塩分は0.5g。
 熱中症対策には塩分摂取も重要ですが、焼き鳥はそれに最適。
 男性なら16本,女性なら14本が目安です。

名医が選ぶ!この夏オススメの部位

 医学的に見て、夏場にオススメの焼き鳥ベスト5がこちらです

第5位~夏場にオススメの焼き鳥~

 第5位はムネ肉。
 脂身が少なく、さっぱりとした味わいのムネ肉。
 鶏肉の中でも、柔らかい繊維で出来ていて消化のいい部位です。

 またムネ肉にはイミダゾールジペプチドという成分が豊富。
 鳥が長時間飛んでも疲れないのが、羽の付け根にイミダゾールジペプチドが含まれているため。
 イミダゾールジペプチドは食欲不振や疲労を回復してくれる、夏バテ予防してくれる成分。
 熱に強く調理しても壊れないのも特徴です。

 イミダゾールジペプチドには細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があるため、食べるだけで疲労を軽減し、疲れにくい体を作る効果が期待できます。
 疲労回復にオススメの摂取量は1日50g。
 焼き鳥に換算すると2本程度です。
 ただし、イミダゾールジペプチドは様々な肉に入っているので、鶏肉だけで摂取する必要はありません。
 カツオにも多く含まれるので、ムネ肉と一緒に食べるといいそうです。
 

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第4位~夏場にオススメの焼き鳥~

 第4位は鶏皮。
 主に首周りの皮を使うことが多いそうです。

 鶏皮は脂が多いイメージがあります。
 ですが、鶏肉に含まれる脂は穀物由来のもの。
 牛や豚に比べて不飽和脂肪酸が多く、体内でも固まりにくい、太りにくいオイルといわれているそうです。

 また、鶏皮に含まれるビタミンKは骨を丈夫にしてくれます。
 人間の骨の約60%はカルシウム、残りの40%はたんぱく質でできています。
 ビタミンKは、この二つの材料から骨を生み出す、大工のような役割を果たしてくれます。
 ビタミンKの摂取量が多いほど、骨折の発症率が低下したという調査結果もあるそうです。

 ビタミンKは納豆やパセリなど、主に植物性のものに多く含まれています。
 そのため、ビタミンKを多く含む鶏皮は肉の中では珍しい存在です。

 ちなみに一日に必要なビタミンKの摂取量は150μg。
 焼き鳥でいうと2~4本です。
 ただし、ビタミンKは植物にも含まれているので、鶏肉だけから摂る必要はないそうです。

 また、鶏皮と一緒に食べるといいのが、冷奴とシラス。
 冷奴の上に鶏皮をのせてしらす干しをトッピングすれば、
 豆腐のたんぱく質に鶏皮のビタミンK、シラスのカルシウムで骨粗しょう症予防に最適の一品になります。

第3位~夏場にオススメの焼き鳥~

 第3位は砂肝。
 砂肝とは、鶏の砂嚢。
 鶏には人間の奥歯のような磨り潰す器官がありません。
 そのため、食べ物を砂や小石ごと飲み込んで、砂肝の中ですり潰してから腸で栄養を吸収しています。
 消化管のひとつでもある砂肝は、いつもすり潰すために動いているので脂肪がほとんど蓄積されていません。
 筋肉で出来ているのでコリコリとした独特の食感になります。
 100gあたり94kcl、たんぱく質は18gと低カロリー高たんぱくな食材です。

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 他にも、砂肝に豊富な栄養素が亜鉛。
 亜鉛はエネルギーの代謝や免疫機能など、体内では様々な働きをしています。
 特に亜鉛不足で生じる障害が味覚障害です。
 亜鉛を摂ることで、綺麗な髪や美肌効果も期待できます。
 ただし、多量の亜鉛を摂取すると腎臓に負担がかかるので要注意。

 亜鉛が不足しがちなのは夏。
 というのも、汗と一緒に亜鉛を含むミネラルも体外に排出されてしまうからです。
 焼き鳥の場合、砂肝を2本食べれば一食分に必要な亜鉛の8割を摂取できます。

 砂肝と一緒に食べるといいのがトマト。
 トマトに含まれるリコピンが、砂肝の亜鉛と一緒に紫外線で弱った肌を回復してくれます。

第2位~夏場にオススメの焼き鳥~

 第2位はねぎま。
 ねぎまの「ま」は元々はマグロの「ま」だったそうです。
 江戸時代にはマグロが人気だったため、ネギとマグロを交互に挟んでいたから、ねぎまになったのだとか。
 マグロは傷みやすく貯蔵が難しかったこと、また高価だったことから鶏肉が使われるようになりました。

 ねぎまに使われるのが、もも肉。
 もも肉にはビタミンB1が、ネギにはアリシンという成分が含まれています。
 この二つが合わさると、アリチアミンという栄養素に。

 人間の臓器の中では、肝臓は老廃物を分解するだけでなく、胆汁を作ったり、栄養を貯める貯蔵庫としての働きもあります。
 アリチアミンは肝臓の働きを助けてくれる成分です。
 また二日酔い予防にも効果が期待できます。
 アルコールの分解にはビタミンB1が必須ですが、アリチアミンになることで分解能力がパワーアップします。

第1位~夏場にオススメの焼き鳥~

 第1位はレバー。
 鶏の肝臓です。
 レバーは栄養の宝庫
 鉄、葉酸、ビタミンA,B1,B2,B12、亜鉛、モリブデン、セレンなどの栄養素が含まれています。

 さらにレバーと一緒に食べるといいのが、ムネ,もも,ささみなどのタンパク質が豊富な部位。
 血液を作るのに必要なタンパク質も一緒に摂れるので貧血予防になります。
 また、レバーの鉄分を吸収するにはビタミンCがオススメ。
 そのため、かんきつ類のサワーと一緒に食べるのも良いそうです。

 ちなみに、栄養満点のレバー。
 焼き鳥で食べる場合は、1本でも十分な栄養を摂取できます。

焼き鳥は夏に食べるべき!!名医お勧めの5本~まとめ~

 お酒も美味しく頂ける焼き鳥。
 夏場には特に食べたくなりますが、栄養面から考えて注文すると、より健康にもなれそうですね。

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