納豆にヨーグルト、チーズ、味噌など
発酵食品は身体にいい最強の食べ物
けれど、何気なく食べていると、せっかくの栄養素が台無しになってしまうことも・・・
発酵食品の上手な食べ方を、お茶の水健康長寿クリニック 白澤 卓二 院長のコメントとともに紹介します。
目次
骨粗しょう症予防には 納豆を食べる前に○○しよう
納豆には血糖値の上昇を抑えるポリグルタミン酸や、整腸作用のある酵素など栄養がたっぷり
なかでも、ビタミンKは骨粗しょう症に効果が期待されています。
そんなビタミンK
しっかり摂るには、納豆は冷蔵庫から取り出してすぐに食べるのではなく、常温で20分間放置してから食べるのがオススメです。
冷蔵庫に保存している納豆は、低温により納豆菌の活動が停止しています。
20分放置して常温に戻すことで、納豆菌が再び働きだし、増殖するのです。
これによって、ビタミンKをより多く摂取できます。
乳酸菌のためには、ヨーグルトは食前?食後?
便秘の解消や美肌免疫力アップなどが期待できる乳酸菌。
ですが、ヨーグルトを食べるタイミングを間違えると乳酸菌が働かないこともあります。
ヨーグルトを食べるのにおすすめのタイミングは食後。
空腹時にヨーグルトを食べても胃の中は胃酸が強く、乳酸菌が死滅してしまうからです。
胃酸が薄まった食後ならば、生きたまま腸まで辿り着く乳酸菌が増加。
腸の中の悪玉菌を撃退してくれます。
実は、8月14日に放送された『たけしの家庭の医学』では、
ヨーグルトを食べるのにおすすめのタイミングは食前と紹介されていました。
これは、高血糖の予防に効果的な栄養素、ホエイが食前に食べた方が吸収されやすいため。
詳しくはこちらをご覧ください。
→ヨーグルトで高血糖の予防・改善~たけしの家庭の医学~
味噌汁には野菜をたっぷり入れよう
最近の研究では、血圧上昇・脳卒中の予防効果があることが分かってきた味噌
さらに、抗酸化作用・コレステロールを下げる働きもあります。
そんな味噌を使った料理の代表格が味噌汁。
味噌汁には野菜をたっぷり入れるのがオススメです。
これは、野菜に含まれるカリウムが味噌の塩分の排出を助けてくれるから。
また、野菜に含まれる水溶性ビタミンを、余すところなく摂ることもできます。
実は虫歯予防にも!?チーズの知られざる健康パワー
チーズは大きく3つに分類されます。
1つは、製品になっても発酵と熟成を続けるナチュラルチーズ。
2つめは、熟成を止めて保存性を高めたプロセスチーズ。
3つめが、熟成はせず、新鮮さが特徴のフレッシュチーズです。
骨粗しょう症予防には〇〇チーズ
年齢を重ねると骨が痛んだり、骨折しやすくなる骨粗しょう症。
50歳を境に、骨密度が低下することが原因です。
カルシウムを摂らないと骨がスカスカになり、60代では3人に1人が悩まされているという病気です。
そんな骨粗しょう症予防に効果的なのが粉チーズ。
カルシウムの含有量は、イワシや牛乳の10倍以上になります。
チーズを○○すると虫歯予防
誰にとっても嫌な虫歯ですが、高齢者は特に注意が必要です。
というのも、薄くなったエナメル質から虫歯菌が侵入しやすくなるため。
虫歯を防ぐには、食後にチーズを食べるのが効果的です。
チーズに含まれるリン酸カルシウムがエナメル質をコーティング、補修をしてくれるからです。
歯を磨くのは、チーズを食べた30分後がオススメなんだそうです。
チーズを食べると高血圧予防に
心筋梗塞や脳卒中の原因にもなる高血圧
チーズに含まれる「ペプチド」という栄養素が血圧を下げてくれます。
ペプチドには血管を広げ、血圧を下げてくれる働きがあります。
カマンベールチーズなら1日1切れ。
他にも、ゴーダチーズをさいの目に切って、お味噌汁に入れるのも効果的。
家で簡単にできる!! さけるチーズの作り方
スーパーでもよく見かける、さけるチーズ。
その原料はモッツァレラチーズです。
①.モッツァレラチーズを厚さ1センチくらいにスライスします。
②.切ったチーズを耐熱ボールに入れ、80℃のお湯を注ぎながら木べらでつぶします。
※この時、80℃をキープし続けるのがポイントです。
③.つぶしたチーズをひとまとめにして捏ねます。
④.こねたチーズを棒状に延ばしたら二つ折りに。これを5回繰り返します。
⑤.④が終わったら3分ほど冷たい塩水に浸けて固めます。
⑥.食べやすい大きさにカットしたら完成です。
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