心不全や脳梗塞など、突然死を引き起こす高血圧
自覚症状なく様々な合併症を引き起こすため、サイレントキラーとも呼ばれる怖い病気です。
この記事では、『血圧を下げる最強の方法』の著者、東京女子医科大学教授 渡辺 尚彦 先生考案の
高血圧セルフチェック法や効果的な食べ物、高血圧改善に効果的な運動を紹介します。
目次
そもそも高血圧って?~症状と原因~
最高血圧が140以上、または最低血圧が90以上の人が高血圧。
患者数は40代で20%、50代は44%、60代は61%、70代で76%と、年齢とともにリスクも上昇していきます。
原因1:塩分の摂りすぎ
高血圧の原因の一つが塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎると血液中の塩分濃度が高くなり、それを薄めようとして水分量が増えます。
すると、血管への内圧が高まって血圧が上がってしまいます。
原因2:血管の収縮
飲酒や喫煙、生活習慣の乱れや加齢によって血管が弾力を失い、狭くなります。
そんな狭い血管を血液が通ろうとすると、血管への圧力が増し、血圧が上がることに。
自分で出来る高血圧危険度チェック
番組で紹介された高血圧チェックリストがこちら
・外食が多い
・うどんやラーメンの汁をよく飲み干す
・運動不足である
・仰向けで寝る
・いびきがひどい
・排便時によく力む
・10時間以上寝ることがある
4つ以上当てはまる場合は要注意
高血圧の可能性があります。
ちなみに、朝食を摂らないのがダメなのは、空腹のストレスによって血圧をコントロールする交感神経が緊張。
かえって血圧をあげてしまうからです。
朝食を食べる回数が、週2回以下の人は毎日食べる人に比べて、脳出血のリスクが36%高くなるという研究データもあるそうです。
また、10~12時間以上の睡眠も、肥満を招くというデータがあります。
一番理想的な睡眠時間は6~7時間。
短すぎても長すぎても良くありません。
血圧を下げる3つの食材
1日たった20粒で血圧-8~皮つきピーナッツ
ピーナッツの渋皮には、血管を拡げるポリフェノールが豊富。
渋皮付きのまま食べるのがおすすめです。
実際、ピーナッツを37日間食べた人の血圧が139から131まで下がったというデータも。
平均値で8下がるというのは、薬でもなかなか見られない効果だそうです。
また、細胞の老化を穏やかにしてくれるレスベラトロールが豊富に含まれているのもピーナッツの特徴。
9月12日放送のソレダメ!では、そんなピーナッツを美味しく食べられるピーナッツバターが紹介されていました。
詳しい作り方はこちらをご覧ください。
→渋皮も一緒に食べられる。自宅で出来るピーナッツバター
朝・昼・晩 200ml~100%ぶどうジュース~
ぶどうジュースにもポリフェノールが含まれているため、血圧を下げる効果が期待できます。
ポイントは果汁100%のものを選ぶこと。
10%のものだと、血圧が下がらないんだとか。
渡辺先生の検証実験では、1週間で平均4mmhg程度血圧が下降したそうです。
1日15ml~お酢
酢納豆などでも最近話題のお酢。
酢酸が血管を拡げる働きがあるため、血圧を下げてくれます。
飲む量は1日に15ml。
大さじ1杯です。
朝起きた時に、大さじ1杯のお酢を飲む生活を18日間続けたところ、4mmhgの降下が見られたそうです。
ちなみに、お酢の種類は何でもOK。温めて飲んでも効果は変わりません。
ブルーベリーやレモンなど、フルーツのお酢を水で5倍に薄めたものが飲みやすくて、おすすめです。
血圧が下がる 手足ブラブラ運動
渡辺先生がおすすめする、血圧を下げる運動です。
立った状態(または寝ててもOK)で、手足についた水を振り払うようにブラブラと振ります。
筋肉が緩むので血管が拡張し、血圧を下げる働きがあります。
1回1分、朝・昼・晩の3回行うと効果的です。
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