お肉に関する衝撃の新常識
それが”お肉を食べてダイエットできる”
番組では体重96.9kg、体脂肪率54.1%の女優 信江勇さんが挑戦しました。
この記事では、番組で放送された「お肉ダイエット(ミートファーストダイエット)」のやり方と、減量外来専門医 工藤 孝文 先生のコメントを紹介します。
目次
痩せる食べ方は「ミートファースト」
お肉を食べて太る人と太らない人の違い。
それが食べ方。
痩せてる人の特徴は、ロースやハラミ、タン塩などをハーフサイズにして色々な部位を食べること。
一方で太っている人は、お肉の種類は少ないもののたくさん食べていました。
摂取カロリー自体はどちらも同じくらいですが、違いが生じます。
さらに、工藤先生が指摘するのが、お肉を先に食べる”ミートファースト”
同じ量の食事を摂っても、お肉を先に食べる方が体重が落ちやすいそうです。
では、巷でよく耳にする、野菜から食べる食事法”ベジタブルファースト”はダメなのでしょうか?
ベジタブルファーストは、野菜から先に食べることで余分な糖質や脂質の吸収をおさえてくれるという食事法。
ですが、ダイエットにはミートファーストの方が効果的なんだとか。
ダイエットに効果的!!ミートファーストの2つの特徴
血糖値の上昇を抑制する~インクレチン~
一つ目は血糖値の上昇を抑えてくれること。
内科医の森田 豊先生によると、最近の研究ではお肉を先に食べると消化管のホルモン”インクレチン”が分泌され、胃腸の働きが緩やかになることで血糖値の上昇が緩やかになるそうです。
血糖値が上昇すると体内ではインスリンが分泌されます。
分泌されたインスリンは糖と結びつくことで脂肪に変わり、これが肥満の原因に。
お肉を先に食べると、小腸から分泌されるインクレチンが血糖値の上昇を抑え、肥満の元となる脂肪ができにくくなるというわけでした。
番組内で行われた検証では、ベジファーストよりもミートファーストの方が血糖値の上昇が緩やかという結果も出ていました。
また、ミートファーストはお年寄りや量を食べられない女性にもオススメ。
野菜を先に食べると、それだけでお腹がいっぱいになってしまい、お肉が食べられなくなります。
結果的にたんぱく質の摂取量が減ってしまい、筋力低下につながってしまうからです。
脂肪を燃焼させる
お肉には脂肪の燃焼を助ける、L-カルニチンが豊富に含まれています。
筋肉中には脂肪を燃焼させるミトコンドリアがあります。
ここに脂肪を運ぶのがL-カルニチン。L-カルニチンが多いほど脂肪燃焼を助けてくれるというわけです。
このL-カルニチンが特に豊富なのが牛肉。
鶏肉と比べると含有量は約4倍です。
特に赤身の部分に多く含まれています。
ちなみに、牛肉よりもL-カルニチンが豊富なのが羊肉。
羊肉でのダイエット法と、効果的なL-カルニチンの摂取方法については、こちら↓をご覧ください。
→羊肉でダイエット!! L-カルニチンの上手な摂り方~主治医が見つかる診療所~
お肉ダイエット(ミートファーストダイエット)のやり方
①.朝食と昼食には何を食べても構いません
②.赤身肉を先に8割ほど食べる
③.その後に炭水化物は何を食べても構いません
まず、朝食と昼食に制限はありません。何を食べてもいいのです。
そして、夕食で何よりも先に150gの赤身肉を8割ほど食べます。
その後は炭水化物を食べても構いません。
これを1週間、番組内で挑戦された信江勇さんは、
体重が96.9kgから89.2kgに、ウエストは-7㎝体脂肪率は1.4%下がっていました。
ミートファーストだと食欲も抑えられる!!2つの理由
たんぱく質で満足感
お肉の主成分はたんぱく質。
たんぱく質には脳に満足感を与え、食欲を抑制する効果があります。
噛む回数が増える
工藤先生によると、よく噛む事には、①満腹中枢の刺激、②内臓脂肪の燃焼、③ストレス食いの予防と3つのメリットがあります。
よく噛むと満腹中枢が刺激されるだけでなく、代謝が上がって内臓脂肪も減少、さらに脳からヒスタミンが分泌されることで食欲が抑えられ、食べすぎも予防できます。
たんぱく質には脳に満足感を与え、食欲を抑制する効果があります。
よく噛むと満腹中枢が刺激されるだけでなく、代謝が上がって内臓脂肪も減少、さらに脳からヒスタミンが分泌されることで食欲が抑えられ、食べすぎも予防できます。