朝晩 冷え込むことが多くなってきた秋口。
風邪にも気を付けたい季節です。
風邪にをひいたら、暖かくして水分を摂って、ぐっすり眠る
そして風邪薬を飲む方もいるかもしれませんが・・・
実は風邪薬と一緒に摂ってはいけない、意外な食べ物がありました。
そんな、医学的、栄養学的に間違った食べ合わせを、医師の白澤 卓二先生,管理栄養士の豊田 愛魅先生のコメントともに紹介します。
目次
風邪薬の前に食べてはいけない○○
お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤 卓二先生によると、
風邪薬や鼻炎の薬の中にはプソイドエフェドリンという成分が含まれています。
この成分には、ときとして血圧を上げる作用があります。
一方でチーズに含まれるチラミンも、血圧を上昇させる物質。
一緒に食べることによって、相乗効果で血圧が高くなりすぎてしまうことがあるそうです。
柿+○○は栄養学的にもったいない!!
秋が旬の柿。
ビタミンCも豊富で風邪予防にはもってこいの果物です。
が、豆腐と食べるのはNG。
豆腐に含まれる鉄分の吸収を、柿に含まれるタンニンが邪魔してしまうからです。
柿には鉄分の吸収を助けるビタミンCも豊富ですが、タンニンも豊富。
食べ過ぎると逆効果になってしまうこともあるそうです。
「一緒に食べても身体に悪いわけではありませんが、栄養的には損をする組み合わせ」でした。
血液サラサラになれない!!あつあつご飯+納豆
納豆に含まれるナットウキナーゼは、70℃で失活(働かなくなってしまいます)。
そのため、あつあつのご飯にのせるのはNG。
たんぱく質は摂取できますが、ナットウキナーゼの血液サラサラ効果は期待できません。
同じ理由から、パスタの具材としてフライパンで炒めるのは、もってのほか。
お味噌汁の具材として入れる場合も、鍋で煮るのはNG。
お椀によそって、飲める温度に下がってから入れるのが理想的です。
チョコを食べるときは○○を飲んじゃダメ
牛乳に含まれるたんぱく質、カゼイン。
もともとはカルシウムの吸収を助けてくれる、体にいいものです。
一方で、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールも身体に良い物質。
チョコと牛乳を一緒に摂ると、この2つがくっついてしまい、両方とも吸収できなくなります。
スーパーなどでよく見かけるミルクチョコレートは、栄養的にはカルシウムもポリフェノールも摂りにくい、ちょっともったいないお菓子でした。
エビ+○○はビタミンもミネラルも吸収できない
エビと一緒に食べるとNGなのがレモン(あくまで、「栄養学的に」という意味です)。
エビには銅が含まれています。
銅がビタミンCにぶつかると、ビタミンCを酸<化させてしまいます。
こうすると、ビタミンやミネラルの吸収が阻害されてしまいます。
エビにレモン汁をかけると美味しいですが、栄養学的にはもったいない食べ方でした。
ちなみに、鰻と梅干の組み合わせ。
食べ合わせが悪いと言われていますが、こちらはただの迷信。
医学的には一緒に食べて問題ないそうです。