お腹は苦しいのに便が出ない。
そんなツラい便秘に効果的な食べ物と言われるのが食物繊維。
また、ヨーグルトや納豆などの発酵食品も、よく耳にします。
この記事では、番組で放送された医学界でも注目されている便秘解消食材を、
また、沖縄県竹富島で取り組まれている、血管を若返らせる生活のポイントを紹介します。
便秘を解消してくれる食材とは?
兵庫医科大学 三輪 洋人 先生によると、便秘を解消してくれる食材とはキウイフルーツ。
キウイフルーツが医学界で注目されたのは、2年前のニュージーランドで開催された国際研究発表会でのこと。
キウイフルーツが便秘に効果的なのは、キウイ自体に水分を保持する能力があるから。
便中の水分を保持し、大腸の通過時間を短くしてくれるため、便秘を解消してくれます。
キウイフルーツの食物繊維は大量の水分を含んでいると考えられています。
実際、その保水量はリンゴやオレンジなどの2倍以上。
これが体内に入って大腸に届くと、腸内で留まっていた便に潤いが与えられ柔らかくなります。
すると腸の中を移動できるようになり、スムーズに排便できるように。
キウイは1日何個?いつ食べると効果的?
キウイを食べる量は、最低1日1個。
食べるタイミングは、3食のどこかです。
番組では30年以上便秘に苦しむ女性視聴者さんで検証されていましたが、
キウイを食べた翌日から便秘が解消されていました。
沖縄県竹富島の血管を若返らせる生活
沖縄県竹富島。
赤瓦の家と、真っ白な砂浜、夜には肉眼で天の川が見られる南の楽園。
年間50万人が訪れる人気の観光スポットです。
この竹富島が、現在医学界から注目を集めています。
というのも、2017年11月に厚生労働省主催で行われた『健康寿命をのばそう!アワード』で、竹富診療所が最優秀賞を獲得したから。
3年間で心筋梗塞や脳卒中で救急搬送される患者を80%以上減少させたそうです。
竹富診療所 石橋 興介 先生が、島民の健康改善のために行った3つの取り組みを紹介します。
たばこを島内から排除
地元の公民館にも協力を仰ぎ、たばこの自販機を島内から完全撤去したそうです。
さらに売店でのたばこ販売も中止。
島でタバコが買えないようにした結果、島内での喫煙率は35%減少したそうです。
夕方のウォーキング
実は夕方は筋肉のつく時間帯。
筋肉の維持に必要な成長ホルモンが盛んに分泌されるからです。
夕方に運動すると、成長ホルモンが筋肉をしっかりと修復。
より筋肉がつきやすくなります。
一日のうちでも、ウォーキングを夕方にすることは、筋肉を維持するのに最適な時間だったんですね。
最近の研究では、筋肉が保たれていると血糖などのエネルギーが消費されるため、コレステロールや中性脂肪、血圧等を改善し、動脈硬化も予防してくれることがわかってきたそうです。
豆腐を使った料理
豆腐をはじめとする大豆成分には必須アミノ酸のロイシンが含まれています。
筋肉を作るための材料としてだけでなく、筋肉の合成を促すスイッチの役割も果たす栄養素です。
筋肉は合成と分解が繰り返されていますが、この時にロイシンが足りないと筋肉の合成が進まず、衰える一方に。
ウォーキングの後に、食事でロイシンを摂ることによって筋肉の合成が進み血管の若返りが進むそうです。