花粉症に効くという”じゃばら”。
じゃばらの効果の秘密を、呼吸器科の大谷義夫先生のコメントともに紹介します。
花粉症患者のいない奇跡の村
花粉症の人は全国平均で36%。
東京では48.8%にも及びます。
ほとんど二人に一人が花粉症ですから、驚きですね。
特に子供に至っては30年前から15倍以上になりました。
そんな困りものの花粉症ですが、和歌山県の北山村には花粉症の人がいないというのです。
周りは杉だらけの山林の中で、花粉症の人が16%に収まっているのには、村で育てられているある果物に秘密がありました。
北山村の特産品「じゃばら」
じゃばらは”邪を払う”と呼ばれている果実。
漢字だとそのまま「邪払」と書くそうです。
じゃばらの見た目はゆずや伊予間と似たかんきつ類。
江戸時代から育てられていたそうですが、北山村では門外不出でした。
そして、大谷先生によればじゃばらに含まれるナリルチンという成分が花粉症に有効なんだとか。
花粉症で目のかゆみや鼻水の原因になるのがヒスタミン。
このヒスタミンの放出を抑えてくれるのがナリルチンです。
ナリルチンは柑橘類に多く含まれていますが、じゃばらの含有量は1個で991mgと別格。
実にミカンの20倍以上になります。
じゃばらの美味しい食べ方
1日10ml(大さじ2/3)程度、果汁を摂取することで、花粉症の症状を抑えることが期待できるそうです。
特に嬉しいのが、医薬品でないため子供や妊婦さんが摂っても大丈夫なところ。
地元の方は、じゃばらの搾り汁をポン酢の代わりに使っていました。
さんまをじゃばらの果汁に漬け込んだ押し寿司の、さんま寿司
また、大根をじゃばらの搾り汁に漬け込んだ、じゃばら漬け。
じゃばらの粉末をヨーグルトに混ぜ込んだ、じゃばらヨーグルトなどもありました。
ちなみに、ナリルチンが最も多く含まれるのが、じゃばらを皮ごと粉末にした、じゃばらパウダー。
スプーン2杯で生の果実1個分に匹敵するそうです。
番組で行った検証実験では、これを1日3回、2週間続けるだけで花粉症の改善効果が実証されていました。
使う時は、牛乳や焼きそば、うどんやお刺身にいれても美味しく頂けるそうですよ(#^.^#)
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