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熱中症の症状 頭痛や発熱を感じたら? 対処法と予防法

 本格的に暑くなる、これからの時期に怖いのが熱中症
 頭痛や吐き気のほかにも、発熱といった症状が現れることもあります。
 「発熱?熱中症だから当たり前じゃん」と侮るなかれ!!
 私も初めて知ったのですが、熱中症の発熱には2種類あり、非常に怖い症状でした。

 そこで、この記事では、熱中症の症状として現れる頭痛・発熱の原因と対処法、そして予防法を紹介したいと思います。

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熱中症による頭痛・発熱の原因

熱中症による頭痛の原因は?

 熱中症の際に頭痛を感じるのは、体温上昇に伴う、脳・その他の臓器への血流不足が原因です。
詳しくはこちらをご覧ください
熱中症の症状 頭痛や吐き気を感じたら?治療法と予防法

熱中症による発熱の原因は?

 熱中症に伴う発熱。
 実は、脳の体温調節機能が正常な場合の発熱と、これが異常をきたしてしまった場合の発熱の、2つのパターンがあります。

 まずは、こちらの図をご覧ください。

引用:環境省 熱中症予防情報サイト

 人間は普通に生活しているだけでも、体内から熱を生み出しています(「産熱」といいます)。
こうした「熱=体温」は、汗の蒸発や皮膚表面の血管から放熱され(「熱放散」といいます)、普段は36~37℃の正常値、いわゆる平熱を保っています。

 この「産熱」と「熱放散」のバランスが崩れた状態が熱中症です。

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・脳の体温調節機能が正常な場合の発熱
 暑いところで体温が上昇すると、人体は体表の血管を拡張して皮膚への血液量を増やし、空気中に体温を逃がそうとします。
 体温を血液に乗せ、皮膚表面で空気にさらすことで冷やそうとするわけですね。
 体内の熱を体表に運ぶわけですから、当然体の表面は熱くなります。
 また、体表に血液集まるため、傍目からは顔や腕が火照ったように赤く見えます。

 これは、「上昇した体温を冷やそう!!」という、脳の体温調節が正常に働いている結果。
 熱中症の症状としては最も軽いものですから、すぐに応急処置を施すことが重要です。

・脳の体温調節機能が異常な場合の発熱
 発熱の中でも本当に怖いのは、こちらの方。
 体が熱を放散しようと汗をかき続けたにもかかわらず、水分や電解質を補給しないと発汗が止まってしまいます。
 こうなると、身体が放熱できなくなり、脳やその他の臓器が正常に機能しなくなります。
 40℃以上という異常な高熱が出て、発汗が停止するほかにも意識障害を生じることもあります。
 3段階に分類される熱中症の中でも、最も重篤な症状であり(従来の区分では「熱射病」と呼ばれていました)、直ちに病院で治療を受ける必要があります。

熱中症で頭痛・発熱を感じたら?自分で出来る応急処置

頭痛の場合

 熱中症に伴って頭痛を発症した場合は、複数の医療機関のサイトで、病院への受診を勧められています。
 (私の場合、スポーツドリンクを飲んで、クーラーの効いた部屋で横になっていたら一晩で治りましたが、かなり危険な症状だったんですね(・・;)

 頭痛の原因は、体温上昇と発汗によって、体内の臓器に十分な血液が流れなくなったこと。
 病院に行くまでは、安静にしたうえで、水分補給&体を冷やし、
 また、脳に血液が届きにくい状態になっているので、足を頭より高くすると良いそうです。

 また、市販の頭痛薬はNG
 熱中症に伴う頭痛の原因は、体温上昇と臓器への血流不足ですから、痛み止めは対症療法にしかなりません。
 加えて、胃や食道などの臓器がダメージを受けていると、薬品の刺激で嘔吐してしまうことも。
 こうなると、ますます水分が失われていくため、かえって症状が悪化します。
 病院で処方された場合を除いて、素人判断で頭痛薬を飲むのは控えたほうがいいでしょう。

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発熱の場合

・脳の体温調節機能が正常な場合
 3段階に分けられる熱中症の症状の中でも、最も軽度な部類に当たります。
 幸いにも、この段階であれば適切な処置をとることで自宅での回復も可能です。

 といっても、油断は禁物。
 肌のほてりや赤みに気づいたら、作業や運動を中断して、涼しいところで体を冷やし、水分補給をしましょう。
 重要なのは、塩分など電解質の含まれたドリンクを選ぶこと。
 真水だけを飲み続けると、血液中の塩分濃度が低下していき、痙攣やこむら返りなどを引き起こします。
 自宅にスポーツドリンクなどを常備しておくといいでしょう。
 ちなみに、市販のスポーツドリンクの場合、成分表示における「ナトリウム」約400mgが塩分1gに相当します。
 熱中症対策のドリンクは自作できます。材料費も500mlあたり約20円とお手頃な値段で作れますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
熱中症対策の飲み物を手作りしよう!!20円で作れるドリンクと温くならない冷やし方

・脳の体温調節機能が異常な場合
 こちらは、熱中症の中でも最も重篤な症状です。

 意識障害なども併発し、自力での水分補給ができないわけですから、素人での治療は不可能です。
 直ちに救急車を呼んでください。
 ただし素人でも体温を冷やすことは可能です。
 救急車が到着するまでの間、保冷材などを使って体を冷やしてあげてください。
 冷やす場所は、太い血管が体の表面近くにあるところ。
 首の両脇,腋下,鼠径部になります。

 特に重点的に冷やしたいのが、首の後ろです。
 ここを冷やすと、脳に送られる血液を冷やすことができるため、脳の障害の緩和を期待できるそうです。

熱中症による頭痛・発熱を防ぐには?自分で出来る予防法

 頭痛,吐き気,めまい,悪寒・・・
 熱中症の症状は色々ありますが、原因はいずれも、体温の上昇と水分不足。
 したがって、これを防ぐことが熱中症の予防にもなります。

 まず、高温の場所にいると、皮膚表面に血液が集中します。
 屋内ならエアコンは我慢せずに使い、屋外なら日陰の風通しの良いところで過ごしましょう。
 電気代が気になるかもしれませんが、万が一熱中症で入院すれば電気代とは比較にならないほどのお金が飛んでいきます(>_<;)  次に、重要なのが水分補給。  成人だと、気温24℃,湿度50パーセントの室内にいるときでも、1時間あたりに100nl程度の水分が失われています。  こまめに水分補給しましょう。

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熱中症の症状 頭痛や吐き気を感じたら?~まとめ~

最後に、熱中症で頭痛や発熱を感じた時の治療法と予防法のポイントをまとめておきます。

  • 頭痛の原因は、体温上昇と水分不足による臓器への血流不足
  • 体温が異常に高く、汗もかいていなければ重症!! すぐに病院へ!!
  • 治療法も予防法も基本的に同じ。涼しいところで、水分補給を。
  • 水分をとるときは、塩分の入ったものを。真水だけだと、痙攣を起こします。

 熱中症で救急搬送される人が急増するのが、6月の梅雨明け。
 急激に上昇する気温に、身体がついていけないことが理由だそうです。
 今からしっかりと対策をして、熱中症に負けない体づくりをしていきましょう。

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