初めての飲食店に行く前
「食べログ」で星の数を確認する方も多いのではないでしょうか?
けれど、「食べログ」3.7前後の店はコスパが悪い
なんて情報も!?
「味の割に値段が高い店は食べログ3.7前後の店に多い」
そんな、番組で放送された情報を紹介します。
客はラーメンを食っているんじゃない。○○を食っているんだ
一般的に、食べログ3.5以上の店は、かなり評価の高いお店。
それを上回る3.7前後の店なのにコストパフォーマンスが悪いとは、どういうことなのでしょうか?
堀江貴文さんが、著書『グルメ多動力』で指摘されている、食べログ投稿者の特徴
それは比較的裕福な人。
この「比較的」というところがポイントで、
「本当のお金持ちではないので、小さい頃から本当に美味しいものを食べ続けているわけではない」
「お金は持っているが、それほど舌が肥えているわけではない」
という意味だそうです。
そのため、自分がお店を評価するときも、周囲の人の評価や予約の難しさに左右されてしまうとか。
こうした循環が続いていくと、「美味しいけど、ちょっと高いんじゃない?」という、コスパの悪い店が、3.7前後に集中してしまう分析がなされているそうです。
ちなみに、見出しの○○に入る言葉
正解は「情報」です。
イギリスで大問題になった事件~レストラン ダリッジの小屋~
今の食生活が、いかに情報に踊らされているかという実例が、イギリスで起きました。
場所はロンドンにあるダリッジの小屋というレストラン。
トリップアドバイザーからの評価も高く、2017年度にはグルメ・セレブ・ブロガーが最も行きたいと思うロンドンのレストランの第1位に選ばれました。
料理の写真も『揚げニンジンのパンケーキ』や『ハムホック』など美味しそうなものばかり。
ですが、これらの写真
実際には、トイレ用の洗剤ブロックやシェービングクリームで作られていたり、かかとの上に目玉焼きをのせたものでした。
実はこのお店、口コミサイトの情報だけを信じて、自分の感性を信じていないことを証明するために、イギリスのフリーライターが自作自演ででっちあげたお店でした。
実際には1日だけ営業しましたが、そのときには沢山のサクラを用意し、一組だけ本当のお客様を招待。
レトルトのものを提供し続け、客からは最高のレストランと絶賛されました。
「客はラーメンを食っているんじゃない。情報を食っているんだ」
これは、累計300万部以上発行されている漫画
『ラーメン発見伝』に出てくるセリフです。
人は、マスコミやインターネットに載った裏付け情報があって、初めて「美味しい」という感想をもつといわれています。
皮肉なことに、人気店に並ぶことで、自分自身が「この店は繁盛している」という情報になってしまうわけです。
食べログは利用者が上手に使うべき、という林修 先生のご意見でした。
テリヤキバーガーが広まったきっかけは、アメリカ大統領選挙
テリヤキソースは、日本の企業キッコーマンが開発したもの。
そのソースを使ったテリヤキバーガーはアメリカで生まれました。
日本が高度経済成長期で、様々な企業が右肩上がりの時代
キッコーマンは国内でのシェアが拡大しないことを予測し、醤油が浸透していないアメリカに目を向けました。
そのときに知恵を絞ったのが宣伝方法。
それが、誰もが目にするような番組CMを流すという方法でした。
その、誰もが目にするような番組が、大統領選挙だったわけです。
1956年、大統領選挙の開票速報番組にCMを放送し、醤油がアメリカ国民に知られるようになりました。
当初は、耳慣れない「醤油」に戸惑ったものの、大統領選挙でCMをうつくらいだから凄い企業に違いない、と思われて信用を勝ち取ったそうです。
その後、アメリカで生まれたテリヤキバーガーを、モスバーガーの創業者が日本に持ち帰って、1973年から日本でも販売されるようになりました。
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