5月13日にフジテレビで放送された『ゲンキな国に学べ!世界の(秘)健康法』
番組内で『死ぬことを忘れた島』として紹介された、ギリシャのイカリア島で飲まれているギリシャコーヒーが動脈硬化に効果的だそうです。
この記事では、日本でも出来るギリシャコーヒーの淹れ方と、ギリシャコーヒーが動脈硬化に効果的な理由を紹介します。
ギリシャコーヒーの淹れ方
ギリシャコーヒーという名前ですが、コーヒー豆の産地がギリシャという訳ではありません。
秘密はその淹れ方にあります。
日本で普段飲まれているドリップコーヒーとは、かなり違った淹れ方です。
ギリシャコーヒの淹れ方を、一つ一つ見ていきましょう。
①.小さい鍋に水を150ml入れます。
②.そこに粉状のコーヒー豆2杯を淹れます。
ドリップしないのがポイント。ドリップに使う豆と比べると微細粉と呼べるくらいに細かい挽き方です。
お店で買うときに「超極細挽き」で注文します。
③.これを弱火でかき混ぜながら煮だして、沸騰したら完成
④.そのまま飲んでも構いませんが、粉がカップに残るのが飲みづらいなら、茶こしで濾しても構いません。
これをそのままマグカップに移し替えて飲みます。
>研究医によると、1日1,2杯のギリシャコーヒーが適量出そうです。
実際に2013年にアテネ大学の研究チームが発表した報告によると、
イカリア島でギリシャコーヒーを飲むお年寄りの血管は、普通の淹れ方をしたコーヒーを飲むお年寄りの血管よりも柔らかいことが判明したそうです。
それにしても、このギリシャコーヒー
どうして動脈硬化に効果があるのでしょうか?
ギリシャコーヒが動脈硬化に効果がある理由
コーヒーの中には血管の老化防止に有効なクロロゲン酸が含まれています。
血管は老化と共に弾力性がなくなり、厚く硬くなってしまいます。
これが心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因に。
その血管を柔らかくしてくれるのがクロロゲン酸です。
ギリシャコーヒーは、豆を水から直接煮出すこと、
豆が細かいため水と触れ合う表面積が増えること、
からクロロゲン酸が豊富に抽出されるそうです。
動脈硬化予防にはギリシャコーヒー ~まとめ~
ギリシャコーヒーを淹れる際の注意点をもう一度まとめておきます。
・コーヒー豆は超極細挽きで
・ドリップするのではなくて、水から煮出すのがコツ
・1日1,2杯飲むのが効果的
淹れるのに特殊な調理器具は必要ありませんから、いつでも淹れられますね(*^^*)
番組内ではイカリア島の長寿の秘密として、ギリシャコーヒーの他に甘露ハチミツも紹介されていました。
甘露ハチミツは花の蜜ではなく、松などの樹液から作られた蜂蜜です。
木の樹液由来の成分から作られた甘露ハチミツにはオリゴ糖が多く含まれています。
オリゴ糖は腸の中で乳酸菌や善玉菌のエサになります。
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老化と共に腸内の善玉菌が減ってしまうと、腸から病原菌などが吸収されやすくなります。
オリゴ糖には善玉菌を増やす働きがあり、病気に負けない健康な腸内環境を作ってくれます。
日本人の平均年齢は、男性80.9歳、女性87.14歳
一方、ギリシャのイカリア島では人口8400人のうち80歳以上のお年寄りが768人。
もちろん、健康長寿の秘訣はギリシャコーヒーと甘露ハチミツだけではないでしょうが、
体にいいものを取り入れて、少しでも健康で長生きしたいですね