ヨーグルトで高血糖の予防・改善~たけしの家庭の医学 8月14日~


 高血糖になると血液がドロドロに。
 近年では、心筋梗塞や脳梗塞ばかりか、ガンや認知症のリスクを高めることが明らかになってきました。
 そんな高血糖を防ぐ方法。
 巷で話題の方法は、食物繊維の摂取や運動、低糖質な食事など。

 この記事では、番組で放送された高血糖の予防・改善に効果のある、新たな食材を紹介します。

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高血糖を改善する食べ物「ホエイ」

 新たな食材は、4年前にヨーロッパの糖尿病学会で報告されたとのこと。
 その食材とは「ホエイ」。
 インスリンの分泌を高めて、血糖値を下げてくれることが分かったそうです。

 ホエイと関係の深い食べ物がチーズ。
 チーズ作りの過程で出来る上澄み液がホエイです。
 なので、出来上がったチーズ本体にはほとんど含まれていません。
 ではどうやってホエイを摂ればいいのでしょう?

ホエイを含む食べ物は?

 実は、チーズの中にはホエイから作られるものもあります。
 それがリコッタチーズ。
 リコッタチーズはホエイを85℃ほどに加熱し、塩などを加えて作ります。
 「リコッタ」とは、イタリア語で「再び煮詰める」という意味。
 生乳を煮詰めて出来たホエイを、再び煮詰めて作ることから付けられた名前です。
 本場南イタリアではスイーツの材料として使われますが、日本ではあまり馴染みのない食材なのが悩みの種です。
 ですが、リコッタチーズ以外にもホエイが含まれている身近な食べ物がありました。

 ホエイが手軽に摂れる食材がヨーグルト。
 ヨーグルトを置いてると滲み出てくる上澄み液がホエイです。
 含有量は牛乳も上回るほどです。
 ホエイに含まれる主な栄養素は、カリウム,カルシウム,マグネシウム,リン,鉄,亜鉛,タンパク質など。
 このうち、血糖値を抑える働きがあるのがタンパク質です。

 ホエイのタンパク質は、乳清タンパク質とよばれるもの。
 食物からしか摂れない必須アミノ酸が豊富で、バランスも非常に良いとされているそうです。
 乳清タンパクが小腸を刺激することによって、インスリンの分泌を促すホルモンが増加。

インスリンの分泌が良くなり血糖値の上昇が抑えられる仕組みです。

大事なのは食べるタイミング

 ホエイを摂る時に重要なのが、ヨーグルトを食べるタイミング。
 番組で検証した際には、食前に食べるのが効果的との結果が出ていました。
 
 人間の血糖値が上昇するタイミングは食べ物を食べた直後。
 加齢にしたがい、インスリンの分泌が悪化すると血糖値の上昇を抑えられなくなります。
 これが心筋梗塞など、命に関わるような動脈硬化症と深くかかわっているそうです。

 

ヨーグルトで高血糖の予防・改善

 番組を見ていて、おや?と思ったのがヨーグルトを食べるタイミング。
 実は、5月31日にテレビ東京で放送された『主治医が見つかる診療所』では、ヨーグルトを食べる理想的なタイミングは食後とされていました。
 →『主治医が見つかる診療所』~美肌,肥満解消,ガン予防にもなる腸活の極意を紹介します~

 これは、食前だと胃酸が濃く、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が死滅してしまうため。
 腸内環境のためには食後に食べるのがいいけど、血糖値のためには食前がおすすめ。
 視聴者としては悩ましい限りですが、目的に合わせて食べるのが良さそうですね。

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