黒酢を飲んで冷え性改善~この差って何ですか? 10月9日~


 食欲増進や疲労回復、脂肪燃焼などの嬉しい健康効果が、盛りだくさんのお酢。
 血糖値や血圧の上昇も防ぎ、料理に入れて加熱しても成分が壊れにくいため、最強の調味料ともいわれています。

 しかし、そんなお酢も食べるタイミングや、他の食材との食べ合わせを間違えると効果が減少してしまいます。
 
 この記事では、お酢の健康効果を最大限に活かす
 効果的なお酢の食べ方を、東京農業大学 名誉教授 小泉 幸道 先生のコメントともに紹介します。

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黒酢を飲んで冷え性改善

 玄米から作られ、白米で出来た米酢より味わいや香りが強い黒酢。
 そんな黒酢を飲むことで予防できるのが冷え性です。

 冷え性の主な原因は代謝の低下。
 代謝が低下するとエネルギーが燃焼できず、体温が低下してしまうというわけです。
 黒酢には代謝を活発にさせるアミノ酸が豊富。
 一般的な米酢の3倍も含まれています。

 黒酢を水で割って飲む場合、水150mlに黒酢大さじ1が目安。
 空腹時を避けて飲むと良いそうです。

 9月に放送された名医のTHE太鼓判では、黒酢は白髪・枝毛の予防,改善に効果的な食材として紹介されていました。
 頭を洗った後に、リンスの代わりに黒酢を溶かしたお湯に髪をつけ込む、その名も「リン酢」
 詳しくは、こちらをご覧ください。
 →白髪・枝毛には黒酢!!~名医のTHE太鼓判~

酢ピーナッツで高血圧予防・改善

 三大疾病といわれる、心筋梗塞や脳卒中の原因となる高血圧。
 お酢に含まれる酢酸には、血管を広げて血圧上昇を抑える働きがあります。

 実際、毎朝1回大さじ1杯のお酢を摂り続けると、150台あった血圧が8週間で140台に落ち着いたというデータもあるほど。
 けれど、8週間の検証期間が終わってお酢を摂るのを止めた途端、元の150台に戻ってしまったそうです。
 つまり、重要なのは毎日摂り続けること。

 そんなお酢と一緒に食べると高血圧予防に効果的な食材がピーナッツ。
 ピーナッツに含まれるオレイン酸は、血圧上昇の原因である悪玉コレステロールを減らしてくれます。
 お酢と一緒に食べると、小腸の中でお酢の酢酸がオレイン酸を細かく分解。
 血液中に吸収されるオレイン酸の数が増えるので、悪玉コレステロールをより効果的に退治してくれるというわけです。

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 ピーナッツとお酢の健康効果を最大限に引き出す食べ方が酢ピーナッツ。
 ピーナッツをお酢に半日~3日ほど漬け込んだもので、消化・吸収されやすくなります。
 (味はピクルスと似ているんだとか。酸味が苦手な方は、はちみつを入れても良いそうです)
 ポイントは、茶色い皮も一緒に食べること。
 茶色い皮に豊富に含まれるポリフェノールが、血管を広げ血圧の上昇を抑えてくれるからです。
 毎日20粒程度食べると効果的です。

 また、酢ピーナッツは朝食べるのが理想的。
 人間は起床直後から血圧が上がり始めるため、そのタイミングで血圧を下げてくれる酢ピーナッツを摂ることが効果的というわけです。

お酢+ご飯で疲労回復効果が3倍!!

 不規則な生活や偏った食生活から起きる体調不良。
 そんな時にお酢と一緒に食べることで疲労回復に効果的なのが、ご飯です。

 小泉先生が、疲労回復に効果的と指摘するのが、ご飯に含まれる糖。
 糖は体内に取り込まれるとエネルギーに変換されますが、お酢と一緒に摂ると、酢酸の働きによって変換効率が上がります。
 糖だけ摂った場合と比較すると、エネルギー吸収率は約3倍にも上がります。

お酢+牛乳でカルシウム吸収率がUP

 お酢と一緒に摂るとオススメの食材が牛乳。
 牛乳の代表的な栄養素がカルシウムですが、体内で吸収されにくい性質があります。
 牛乳だけの場合、吸収されるのはおよそ50%ですが、お酢と摂ることで約60%に上昇。

 小泉先生がお勧めするのがお酢牛乳。
 牛乳120mlにお酢とハチミツを大さじ1杯ずつ入れて、よくかき混ぜたら完成です。
 気になるお味は、ヨーグルトシェイク風になるそうです。

 他にもお酢と一緒に摂るとカルシウムの吸収率がアップするのが、あさりの味噌汁。
 あさりを茹でる前に、お酢を入れることで貝殻に含まれるカルシウムが溶け出し、カルシウムたっぷりのお味噌汁になるというわけです。
 カルシウムの量は、4倍にも増えるんだとか。

 お味噌汁にお酢を入れる場合は、あさり100g,水400mlに対してお酢を大さじ1杯入れればOK。
 沸騰後、8分ほど加熱して貝殻のカルシウムを十分に溶かしだすのがポイントです。
 最後に味噌を溶かしたら完成です。

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