2016年、医学専門誌ネイチャー メディシンに掲載された論文が医学界に衝撃を与えました。
腎臓病を患い余命いくばくもない猫が、ある物質を注射され続けた結果、3か月で見事に回復したというのです。
病気から身体を回復させ、老化防止も期待できる物質。
それがAIM(エーアイエム)です。
この記事では、AIMを増やす食べ物と上手な摂り方を、AIMを発見した東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターの宮崎 徹 先生のコメントともに紹介します。
AIMってなに?
宮崎先生がAIMを発見したのは、スイスで免疫学の研究をされていた、今から20年近く前。
血液中のたんぱく質に、普段は何もしていないのに、いざ病気が起こると病気を治そうとする たんぱく質があったそうです。
そのたんぱく質こそがAIMでした。
AIMは誰の身体の中にも存在しているもの。
ガン細胞や脂肪を取り除くのに役立ち、身体を健康な状態に戻してくれることに役立つ物質です。
身体の中には、細胞の死骸やガン細胞、脂肪などが溜まります。
これらは、宮崎先生曰く、「日々、体の中で発生するゴミ」。
これらのゴミが溜まってしまうと、病気を発症してしまいます。
そんな「ゴミ」を除去してくれるのが、貪食細胞と呼ばれる細胞。
AIMは貪食細胞にゴミの場所を知らせる、マーキングの役割を果たして、ゴミの除去を促しています。
(AIM自体がゴミを除去したり、癌細胞を斃したりしているわけではありません)
ゴミが沢山あればあるほど、目印となるAIMの必要量も増えます。
そのため、体内の「ゴミ」を取りこぼさないためにも、AIMがたくさん必要になるわけです。
(ちなみに、猫に投与することで腎臓病が治癒したAIMですが、現時点では人間に投与できる段階にはないそうです)
高齢になってもAIMの量が多い人は、健康長寿でいられることが分かってきました。
ただし、遺伝的にAIMが少ない人や、加齢によっても減少してしまいます。
AIMを増やすには
実は、AIMの詳細については現在も研究中。
なので、AIMを増やす確実な方法は分かっていないのが現状です。
そんななか、宮崎 先生が一つの可能性としてお話しされていたのが
「ある程度食事によって左右されるのではないか」ということ。
そんなAIMを増やしてくれる可能性のある食材がサンマ。
サンマに含まれるDHAに、AIM増産の効果を期待できるんだそうです。
また、サンマと一緒に食べると、さらなる効果が期待できるのがレモン。
レモンなどに含まれるビタミンCが、AIMの増加をさらに促してくれるそうです。
番組では、主婦の方にも協力してもらい
「毎日サンマを食べることで どれだけAIMは増える?」
という検証をしていました。
毎日、サンマ1尾とレモンを摂り、AIMが増えるかという検証です。
結果は、1週間で0.81ポイント改善(平均値が6.06のところ、当初は4.23でした)。
また、体重は1kg減少、体脂肪率も3%減という、嬉しいおまけもついてきました。
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