「きんは100才、100才」
「ぎんも100才、100才」
ご長寿双子姉妹のCMを覚えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
CMが放映されたのは1992年。
当時、100歳以上の人口は3600人でしたが、
厚生労働省のデータによると、現在100歳以上の方は約6万8千人。
さらに、今年100歳以上になる方は3万2千人。
合わせると100歳以上の方は10万人にものぼります。
100歳を超える方が持っているのが、現在腸善玉ホルモンとして注目を集めているアディポネクチン。
様々な免疫機能が向上することから「長生きホルモン」とも呼ばれています。
その働きは、悪玉コレステロールなどで傷ついた血管を修復すること。
さらに、中性脂肪を下げ善玉コレステロールを増やしてくれる働きも。
この記事では番組で放送された、アディポネクチンを増やすご長寿の生活習慣や食生活を紹介します。
目次
実は誰もが持っている腸善玉ホルモン~アディポネクチン~
内科医の森田 豊先生によれば、長生きホルモンは医学界でも注目されています。
・血管の傷の修復
・脂肪燃焼
・糖尿病,高血圧予防
など、生活習慣病の改善に効果が期待されています。
長生きホルモンが体内で生成される場所が脂肪細胞の中。
かといって、メタボの人ほど長生きホルモンが出るわけではありません。
太りすぎの場合は出なくなります。
適度な脂肪、体形でいえば標準体型の人が理想的です。
ご長寿から学ぶ、長生きホルモンを増やす趣味,食事,朝週間
長生きホルモンを増やす趣味
100歳を超えても元気な方の意外な趣味がテレビ鑑賞。
中でも長生きホルモンを増やすのに効果があるのが落語番組。
長生きホルモンを多く出すには、笑うことが重要です。
声を出して笑うだけで、長生きホルモンの分泌が増えるのだとか。
東京大学が65歳以上の男女2万人を対象に行った調査では、
よく笑う高齢者とほとんど笑わない高齢者の健康状態を比べたところ、
ほとんど笑わない高齢者の方が1.5倍も健康状態が良くないと答えたそうです。
笑うことで、ウイルスやがん細胞を攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化して、免疫力が上がるというデータもあるそうです。
面白くなくても笑うフリでも、免疫力は向上します。
長生きホルモンを増やす食事
100才を超えても元気なお年寄りが毎日食べているのが豆腐。
豆腐に含まれるβコングリシニンという成分が長生きホルモンを増やしてくれます。
βコングリシニンは内臓脂肪や中性脂肪を低減。
糖尿病予防や、傷ついた血管の修復などに役立ってくれます。
また、長生きホルモンが増えると余計な脂肪が燃焼、
すると正常値を保った脂肪が長生きホルモンを分泌してくれるという好循環が生まれます。
βコングリシニンは納豆や豆乳などの大豆製品にも多く含まれています。
また、カレーライスも長生きホルモンの分泌に効果的。
カレーに含まれるターメリック(ウコン)には長生きホルモンを増やしてくれる成分のクルクミンが含まれています。
カレーのほかにも生姜や赤トウガラシも長生きホルモンの分泌を促してくれます。
ただし、香辛料の摂りすぎは胃腸の負担にもなりますから注意が必要です。
長生きホルモンを増やす朝週間
朝、体操を行うことで新陳代謝を高めることができ、腰をひねる動きで脂肪の燃焼にも役立ちます。
体操する際に重要なのが、全身を使うこと。
有酸素運動が長生きホルモンの分泌に効果的と考えられているからです。
長生きホルモンを増やそう!!ご長寿に学ぶ健康法~まとめ~
番組内で紹介された、長生きホルモンを増やすコツは、どれも簡単なものばかり。
出来ることからコツコツと、健康に歳を重ねていきたいですね。